ポイント間距離(Point Distance) (解析)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

指定された検索範囲内で、入力ポイント フィーチャから近接フィーチャのすべてのポイントまでの距離を特定します。

ジオプロセシング ツールでの近接性の計算方法に関する詳細

ポイント間距離(Point Distance)の図

使用法

構文

PointDistance_analysis (in_features, near_features, out_table, {search_radius})
パラメータ説明データ タイプ
in_features

近接フィーチャまでの距離を計算する際の始点となるポイント フィーチャ。

Feature Layer
near_features

近接フィーチャからの距離を計算する際の終点となるポイント。同じフィーチャクラスまたはレイヤ内のポイント間の距離は、入力フィーチャと近接フィーチャに同じフィーチャクラスまたはレイヤを指定することによって決定されます。

Feature Layer
out_table

入力フィーチャのリストと、検索範囲内のすべての近接フィーチャに関する情報を含むテーブル。検索範囲が指定されていない場合は、すべての入力フィーチャからすべての近接フィーチャまでの距離が計算されます。

Table
search_radius
(オプション)

近接フィーチャを検索するための半径を指定します。この半径内に存在する近接フィーチャから最近接フィーチャが求められます。値を何も指定しない場合は、デフォルト(空の)半径が使用されます。つまり、すべての近接フィーチャが計算対象となります。デフォルトの検索範囲の単位は入力フィーチャの単位です。この単位は他の単位に変更できます。ただし、これは入力フィーチャの座標系の単位に基づいて設定される出力距離フィールドの単位に影響を与えません。

Linear unit

コードのサンプル

PointDistance(ポイント間距離)の例 1(Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで PointDistance(ポイント間距離)関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/pointdistance.gdb"
  
arcpy.PointDistance_analysis("police_stations", "crime_location", "crime_distances")
PointDistance(ポイント間距離)の例 2(スタンドアロン Python スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで PointDistance(ポイント間距離)関数を使用する方法を示しています。

# Description: Finds distance of each near point from each input point and outputs to a table.
  
# import system modules
import arcpy
  
# set workspace environment
arcpy.env.workspace = "C:/data/pointdistance.gdb"
  
# set variables
in_features = "police_stations"
near_features = "crime_location"
out_table = "crime_distance4"
search_radius = "22000 Feet"
  
try:
    # find crime locations within the search radius
    arcpy.PointDistance_analysis(in_features, near_features, out_table, search_radius)
    print arcpy.GetMessages(0)
    
except arcpy.ExecuteError:
    print arcpy.GetMessages(2)
    
except Exception as ex:
    print ex.args[0]

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ×
ArcGIS for Desktop Standard: ×
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013