リノード（Renumber Nodes）（カバレッジ）の仕組み

内部ノード番号を確立またはリセットしないコマンドはたくさんあります。たとえば、[ジェネレート ファイル → カバレッジ（Generate）] は内部ノード番号を設定せず、生成された新たなアークの値は 0 になります。[エリミネート（Eliminate）] および [ディゾルブ（Dissolve）] は、入力カバレッジの既存の内部ノード番号を保持します。LINE オプションを設定した [Build → ビルド（Build）] はこの状態を修正しません。[ポリゴン] オプションを設定した [Build → ビルド（Build）] と [クリーン（Clean）] は、それぞれの操作に加えてノードの番号も再設定します。このため、[リノード（Renumber Nodes）] はノードの番号を再設定する、高速で効率的な方法です。

すべてのノードの内部番号が連番で設定され、値が 0 でないことが理想的です。また、2 つ以上のノードが同じ X、Y 位置にある場合、これらのノードは同じ内部ノード番号で識別される必要があります。

他のコマンドを使用する際の重要な条件

• ノード エラーの一覧を表示するには、アークの異なるノード番号を検索します。2 つのアークのみが同じ内部ノード番号を共有している場合、ノードは疑似ノードとして識別されます。1 つのアークのみが内部ノード番号を保持している場合、ノードはダングル ノードとして識別されます。このため、接続しているアークは同じノード番号を共有する必要があります。共有しない場合、ノード エラーの検証と修正はより困難になる可能性があります。
• ArcInfo Workstation ネットワークは内部ノード番号を使用して、ネットワークにおけるアークの接続性を定義します。共通のソース ノード番号またはターゲット ノード番号を持つアークは、互いに接続していると想定されます。
• [カバレッジ → DLG（Export To DLG）] を使用して DLG ファイル を作成する前に、各ノード番号が [リノード（Renumber Nodes）] を使用して連番で設定されている必要があります。

同一の重複したノードを含むカバレッジに関する注意

• [From Node Elevation アイテム] と [To Node Elevation アイテム] を使用すると、実際に存在するよりも多くのノードを作成できます。不要なノードを削除するには、これらのアイテムを指定せずにこのツールを再度実行します。
• [入力カバレッジ] にノード属性テーブル（NAT）が含まれている場合、[リノード（Renumber Nodes）] は [ノード] オプションを使用した [ビルド（Build）] と同様に動作します。