INFO クエリの構築方法
入力内のすべてのフィーチャは選択セットと未選択セットの 2 つのセットに分類されます。操作の開始時は、すべてのフィーチャが選択されています。INFO クエリを使用して、最終的な選択セットのフィーチャを特定する必要があります。
INFO クエリは、1 つ以上のクエリ アクションのリストです。それぞれのアクションは、以下のいずれかの形式を取る必要があります。
- RESELECT <論理式>
選択セットから、論理式に合致しないフィーチャやレコードを削除します。
- ASELECT <論理式>
選択セットに、選択されたフィーチャを追加します。
- NSELECT
選択セットと未選択セットを切り替えます。
論理式は、論理結合子で結合された、1 つ以上の簡単な条件式から構成されます。
サポートされる論理結合子:
結合子 | 説明 |
---|---|
AND または & | AND で結合された 2 つの簡単な条件式の両方に合致するフィーチャまたはレコードのみを処理します。 |
OR または | | OR で結合された 2 つの簡単な条件式の片方または両方に合致するフィーチャまたはレコードを処理します。 |
XOR | XOR で結合された 2 つの簡単な条件式の片方だけに合致するフィーチャまたはレコードのみを処理します。 |
簡単な条件式は、次の形式を取ります。<オペランド 1> <論理演算子> <オペランド 2>
オペランドは、次のとおりです。
- INFO テーブル内のアイテム(フィールド)の名前
例: LENGTH
- 定数
例: 237.5
- 単一引用符に囲まれた文字列
例: 'Riparian'
- 値セット
値セットは、{ } で囲みます。セット内の各エントリは、カンマで区切られます。エントリは、-> を使用して値の範囲を表現し、範囲の最後の値を区別できます。エントリには、定数または文字列を使用できます。2 つの文字列で定義される範囲は、アルファベット順の ASCII 番号シーケンスをベースとします。値セットに指定できるのは、最大 20 エントリです。例: {1,2,7->9,12}
論理演算子:
演算子 | 説明 |
---|---|
EQ または = | オペランド 1 とオペランド 2 が等しい。 |
NE または <> または ^= | オペランド 1 とオペランド 2 が等しくない。 |
GE または >= | オペランド 1 がオペランド 2 以上である。 |
LE または <= | オペランド 1 がオペランド 2 以下である。 |
GT または > | オペランド 1 がオペランド 2 より大きい。 |
LT または < | オペランド 1 がオペランド 2 より小さい。 |
CN | オペランド 1 がオペランド 2 を含む。両方のオペランドは文字オペランドである必要があります。 |
NC | オペランド 1 がオペランド 2 を含まない。両方のオペランドは文字オペランドである必要があります。 |
LK | オペランド 1 はオペランド 2 で指定したワイルドカード文字列に似ている。ワイルドカード文字列は * です。これは、長さが任意の文字列を表すために使用されます。たとえば、LK 'M*' は、MAIN、M1、M.1 など、M で始まる任意の文字列と一致します。* を含む文字列と一致させるにいは、オペランドに '^*' を使用します。そのため、オペランド 'M*^*' は、M で始まり * で終わる任意の文字列と一致します。 |
IN | オペランド 1 がオペランド 2 で指定された定数または文字列のセットに含まれる。この演算子では、オペランド 2 は文字列または定数の値セットである必要があります。 |
演算は、左から右の順序で実行されます。括弧()を使用して、括弧内にある論理を最初に実行するように指定できます。括弧がネストしている場合、最も内側の処理が最初に実行されます。
各エレメント(オペランド、演算子、結合子、括弧)は、空白で区切る必要があります。
簡単な条件式の中で、算術式を使用できます。
Python で使用できる INFO クエリの例を以下に示します。["RESELECT habitat = 'riparian1' AND area >= 100", "ASELECT status cn 'checked' "].このクエリをツール ダイアログで使用するには、以下の手順に従い、リストのエントリに RESELECT habitat = 'riparian1' AND area >= 100、もう 1 つのエントリに ASELECT status cn 'checked' を入力します。
- [INFO 条件式] フィールドにクエリ アクションを入力します。各クエリ アクションは、最初に RESELECT、ASELECT、または NSELECT を記述します。
- [追加] ボタンをクリックして、クエリ アクションをリストに追加します。
- すべての INFO クエリをリストに入力するまで、手順 1 と 2 を繰り返します。
- 必要に応じて、上矢印と下矢印を使用して、リスト内のクエリ アクションの順序を変更します。