Raster datasets and raster catalogs in a geodatabase in Informix

ラスタ データはセルが行と列の同じサイズの配列として表される空間データです。ラスタ データは 1 つ以上のラスタ バンドで構成できます。ラスタ データとその属性の詳細については、このヘルプの「ラスタ データの概要」をご参照ください。はじめに、「ラスタ データとは」をご参照ください。

Rasters in ArcGIS for Desktop

ArcGIS では、ラスタ データは単一のラスタ データセット、ラスタ カタログ、またはモザイク データセットに格納できます。これらラスタの格納タイプについては、「ラスタ データの整理」をご参照ください。

カタログ ツリーでは、Informix の各ラスタ データセットは次のアイコンで表示されます。

Raster dataset icon

ラスタ カタログは、カタログ ツリーに次のアイコンで表示されます。

Raster catalog icon

The names of raster catalogs and raster datasets in Informix contain the name of the database followed by a colon (:), the name of the owner of the raster catalog or dataset, and the name of the raster catalog or raster dataset itself.

For example, a raster dataset, world, owned by user rock, in the global database would be listed as GLOBAL.ROCK.WORLD in the Catalog tree.

For information on how mosaic datasets are stored in a geodatabase, see Mosaic datasets in a geodatabase in Informix.

Raster tables in an IBM Informix database

ArcSDE geodatabases in an Informix database store raster data in Informix's native binary format.

Informix のネイティブ バイナリ形式は、ArcSDE Compressed Binary タイプと似ています。バイナリ タイプの詳細については、Informix のドキュメントと「ArcSDE Compressed Binary 格納」をご参照ください。ビジネス テーブルにラスタ列が追加され、ラスタ列の各セルに別のラスタ テーブルに格納されたラスタへの参照が含まれます。このため、ビジネス テーブルの各行はラスタ全体を参照します。

When you import a raster into an ArcSDE geodatabase in Informix, a raster column is added to the business table of your choice. You can name the raster column whatever you like, as long as it conforms to Informix's column naming convention. ArcSDE restricts one raster column per business table.

Rasters stored in Informix binary

A raster dataset is made up of seven tables: the business table, feature table, spatial index table, auxiliary, block, band, and raster attribute tables. The following are the business and raster tables for a raster dataset called world_TIF.

The business table

ビジネス テーブルは属性を格納する DBMS テーブルであり、ラスタ列の追加により空間に対応します。ビジネス テーブルは、ラスタのフットプリントを格納(エリアを定義)します。上の例では、ビジネス テーブルは world_tif テーブルです。

ラスタ列を持つビジネス テーブルが、1 つのラスタ データセットまたはラスタ カタログです。ラスタ データセットはビジネス テーブル行を 1 つしか含むことができませんが、ラスタ カタログは複数の行を含むことができます。ラスタ列に関する情報は、raster_columns システム テーブルで管理されます。すべてのビジネス テーブルに関する情報は、テーブルに空間列またはラスタ列があるかどうかにかかわらず、table_registry システム テーブルに維持されます。

Raster image tables

実際のラスタ イメージは、これらのテーブルに格納されます。

A raster dataset in Informix

注意注意:

ラスタ テーブルは、ラスタ データがジオデータベースにある場合にのみデータベースに表示されます。

sde_aux_<raster_column_ID>

ラスタ補助テーブルには、イメージ カラーマップ、イメージ統計、およびイメージ オーバーレイとモザイク処理に使用されるビット マスク(オプション)が格納されます。

イメージ統計、カラー マップ、ビット マスクなどの既存のイメージ メタデータは、自動的にラスタ補助テーブルに格納されます。ラスタ補助テーブルの rasterband_id 列は、ラスタ バンド テーブルの主キーに対する外部キー参照です。ラスタ バンドのメタデータにアクセスするときに、この主キーと外部キー参照で 2 つのテーブルが結合されます。

Field name

Field type

Description

Null?

rasterband_id

integer

A number that represents a raster band; for example, a raster dataset with two raster bands would have two different values in this field—1 and 2.

NOT NULL

type_

integer

Values include: 2 = raster statistics 3 = colormap 4 = coordinate transformation 5 = reserved for geodatabase 6 = miscellaneous

NOT NULL

object

byte

Contains the actual data, either a colormap index, raster statistics, or coordinate transformation

NOT NULL

sde_blk_<raster_column_ID>

ラスタ ブロック テーブルには、画像の各バンドの実際のイメージ データが格納されます。

ラスタ ブロック テーブルには、各ラスタ バンドのピクセルが格納されます。ユーザ定義の範囲に従って、ピクセルがブロックにタイル分割されます。ジオデータベースにラスタ データをインポートするか作成する ArcGIS アプリケーションには、デフォルトの範囲が設定されています。たとえば、ジオプロセシング ツールと ArcCatalog は、デフォルトで 1 ブロックあたり 128 x 128 ピクセルのラスタ ブロックの範囲を使用します。ラスタ ブロックの範囲と圧縮方法(指定されている場合)により、各ラスタ ブロックの格納サイズが決定されます。ラスタ ブロック テーブルの各行が DBMS に適合するように、ラスタ ブロックの範囲と圧縮方法の組み合わせを選択してください。

ラスタ ブロック テーブルには RASTERBAND_ID 列が含まれます。この列は、ラスタ バンド テーブルの RASTERBAND_ID 主キーに対する外部キー参照です。ラスタ バンドのブロックにアクセスするときに、この主キーと外部キー参照でこれらのテーブルが結合されます。

ラスタ ブロック テーブルの値は、ピラミッドの解像度の低下に従って設定されます。ピラミッドの高さは、アプリケーションによって指定されたレベル数に基づいて決定されます。ジオプロセシング ツールや ArcCatalog などのアプリケーションでは、ユーザがレベルを定義したり、ジオデータベースにレベルを計算するよう要求したり、これらの両方を選択することができます。ピラミッドはベース(レベル 0)から始まり、このレベルには画像の元のピクセルが含まれます。ピラミッドは頂点に向かって進み、前のレベルの 4 つのピクセルが現在のレベルの 1 つのピクセルに結合されます。このプロセスはピラミッドが頂点に到達するまで続けられます。この動作は自動的に定義されるか、ユーザが定義できます。

ピラミッドのレベルを追加すると、ラスタ ブロックの数が 3 分の 1 増加します。ただし、レベルの数を指定できるため、ピラミッドのサイズを小さくすることが可能です。ピラミッドの第 1 レベルは、ベースの 25% になります。ピラミッドの第 1 レベルはスキップできることにも注意してください。これにより、ピラミッドのサイズを大幅に削減することができます。

A raster pyramid
A raster pyramid

ピラミッドを構築する場合、前のレベルを順次ダウンサンプリングすることにより、頂点に到達するまでに 2 倍のラスタが作成されます。アプリケーションが表示を縮小してラスタ セルが解像度の閾値より小さくなるたびに、ピラミッドの上位のレベルが選択されます。ピラミッドの目的は、表示のパフォーマンスを最適化することです。

Field name

Field type

Description

Null?

rasterband_id

integer

A number that represents a raster band; for example, a raster dataset with two raster bands would have two different values in this field—1 and 2.

NOT NULL

rrd_factor

integer

Pyramid level Pyramid levels begin at 0 and can increase from there.

NOT NULL

row_nbr

integer

Tile row number position

NOT NULL

col_nbr

integer

Column row number position

NOT NULL

block_data

byte

Pixel data stored in the tile

NOT NULL

sde_bnd_<raster_column_id>

ラスタ バンド テーブルには、画像のバンドに関する情報が格納されます。ラスタ バンドごとにレコードが 1 つあります。

ジオデータベースは、ラスタ バンドをラスタ バンド テーブルに格納します。RASTER_ID 列でラスタ バンド テーブルがラスタ テーブルに結合されます。ラスタ バンド テーブルの RASTER_ID 列は、ラスタ テーブルの主キーに対する外部キー参照です。

Field name

Field type

Description

Null?

rasterband_id

integer

A number that represents a raster band; for example, a raster dataset with two raster bands would have two different values in this field—1 and 2.

NOT NULL

sequence_nbr

integer

Sequence of the raster band within the raster dataset

NOT NULL

raster_id

integer

The unique identifier of the raster dataset; corresponds to the value in the raster column that of the business table

NOT NULL

name

varchar(65)

The optinal raster band name

band_flags

integer

A bitmask containing properties about the band

NOT NULL

band_width

integer

The pixel width of the band

NOT NULL

band_height

integer

The pixel height of the band

NOT NULL

band_types

integer

A bit mask containing properties about the band

NOT NULL

block_width

integer

The pixel width of a block

NOT NULL

block_height

integer

The pixel height of a block

NOT NULL

block_origin_x

float

The x-ordinate of the raster origin

NOT NULL

block_origin_y

float

The y-ordinate of the raster origin

NOT NULL

eminx

float

The minimum x-value of a raster band; with eminy, emaxx, and emaxy, defines the envelope of a raster band

NOT NULL

eminy

float

The minimum y-value of a raster band; with eminx, emaxx, and emaxy, defines the envelope of a raster band

NOT NULL

emaxx

float

The maximum x-value of a raster band; with eminx, eminy, and emaxy, defines the envelope of a raster band

NOT NULL

emaxy

float

The maximum y-value in a raster band; with eminx, eminy, and emaxx, defines the envelope of a raster band

NOT NULL

cdate

integer

The creation date of the raster band

NOT NULL

mdate

integer

The last modification date of the raster band

NOT NULL

sde_ras_<raster_column_id>

ラスタ説明テーブルは、ラスタ列内の画像の説明を格納します。

Field name

Field type

Description

Null?

raster_id

integer

The unique identifier of the raster dataset; corresponds to the value in the raster column that of the business table

NOT NULL

raster_flags

integer

Reserved for future use

description

varchar(65)

The description of the raster dataset

Other system tables to track rasters

他のタイプのデータと同様に、ラスタ カタログとラスタ データセットは gdb_items テーブルと layers テーブルで管理されます。ラスタ タイプの列は raster_columns テーブルで管理されます。ラスタ列を含むテーブルごとに 1 つのエントリがあります。

ラスタ データセットまたはラスタ カタログの一部として、属性テーブルを追加できます。ラスタ データセットにはラスタ属性テーブルを 1 つしか追加できませんが、ラスタ カタログには複数のテーブルを追加できます。ラスタ属性テーブルは、特定のラスタ セル値の属性を定義するために使用されます。これらのテーブルの使用方法については、「ラスタ データセットの属性テーブル」をご参照ください。

[データ管理] ツールボックスの [ラスタ] ツールセットで、[ラスタ プロパティ] ツールセットの [ラスタ属性テーブルの構築(Build Raster Attribute)] ツールを使用できます。このツールの詳細については、「ラスタ属性テーブルの構築(Build Raster Attribute Table)(データ管理)」をご参照ください。

ラスタ データセットでは、追加の属性テーブルの名前は SDE_VAT_<raster_column_ID> という形式になります。ラスタ カタログでは、テーブル名は SDE_VAT_<raster_column_ID>_<Object_ID> という形式になります。

View a diagram of a raster dataset in Informix.

破線はテーブル間の暗黙的なリレーションシップを示しています。

注意注意:

このファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader が必要です。

Rasters in an XML document

XML ドキュメントでは、ラスタ データセットは DataElement タグで囲まれます。タグには、「esri:DERasterDataset」の値が含まれます。

<DataElement xsi:type="esri:DERasterDataset">
       <CatalogPath>/V=sde.DEFAULT/RD=global:rock.world_TIF</CatalogPath> 
       <Name>global:rock.world_TIF</Name> 
       <Children xsi:type="esri:ArrayOfDataElement">
          <DataElement xsi:type="esri:DERasterBand">
            <CatalogPath>/V=sde.DEFAULT/RD=global:rock.world_TIF/RB=Band_1</CatalogPath> 
            <Name>Band_1</Name> 
            <DatasetType>esriDTRasterBand</DatasetType> 
            <DSID>-1</DSID> 
            <Versioned>false</Versioned> 
            <CanVersion>false</CanVersion> 
            <HasOID>true</HasOID> 
            <OIDFieldName>ObjectID</OIDFieldName> 
            <Fields xsi:type="esri:Fields">
              <FieldArray xsi:type="esri:ArrayOfField">
                <Field xsi:type="esri:Field">
                    <Name>ObjectID</Name> 
                    <Type>esriFieldTypeOID</Type> 
                    <IsNullable>false</IsNullable> 
                    <Length>4</Length> 
                    <Precision>0</Precision> 
                    <Scale>0</Scale> 
                    <Required>true</Required> 
                    <Editable>false</Editable> 
                </Field>
                <Field xsi:type="esri:Field">
                    <Name>Value</Name> 
                    <Type>esriFieldTypeInteger</Type> 
                    <IsNullable>true</IsNullable> 
                    <Length>0</Length> 
                    <Precision>0</Precision> 
                    <Scale>0</Scale> 
               </Field>
               <Field xsi:type="esri:Field">
                    <Name>Count</Name> 
                    <Type>esriFieldTypeInteger</Type> 
                    <IsNullable>true</IsNullable> 
                    <Length>0</Length> 
                    <Precision>0</Precision> 
                    <Scale>0</Scale> 
               </Field>
             </FieldArray>
         </Fields>
         <Indexes xsi:type="esri:Indexes">
           <IndexArray xsi:type="esri:ArrayOfIndex" /> 
         </Indexes>
         <IsInteger>true</IsInteger> 
         <MeanCellHeight>0.175996089009095</MeanCellHeight> 
         <MeanCellWidth>0.176000337991447</MeanCellWidth> 
         <Height>1024</Height> 
         <Width>2048</Width> 
         <PixelType>U8</PixelType> 
         <PrimaryField>1</PrimaryField> 
         <TableType>esriRasterTableValue</TableType> 
         <Extent xsi:type="esri:EnvelopeN">
            <XMin>-179.906382261841</XMin> 
            <YMin>-90.1303147686327</YMin> 
            <XMax>180.542309944643</XMax> 
            <YMax>90.089680376681</YMax> 
            <SpatialReference xsi:type="esri:GeographicCoordinateSystem">
   <WKT>GEOGCS["GCS_WGS_1984", DATUM["D_WGS_1984", SPHEROID["WGS_1984",6378137.0,298.257223563]], PRIMEM["Greenwich",0.0], UNIT["Degree",0.0174532925199433]]</WKT> 
          <XOrigin>-400</XOrigin> 
          <YOrigin>-400</YOrigin> 
          <XYScale>11258999068426.2</XYScale> 
          <ZOrigin>0</ZOrigin> 
          <ZScale>1</ZScale> 
          <MOrigin>0</MOrigin> 
          <MScale>1</MScale> 
          <XYTolerance>8.98315284119521E-09</XYTolerance> 
          <ZTolerance>2</ZTolerance> 
          <MTolerance>2</MTolerance> 
          <HighPrecision>true</HighPrecision> 
          <LeftLongitude>-180</LeftLongitude> 
         </SpatialReference>
        </Extent>
      </DataElement>
9/14/2013