PostgreSQL への接続の設定
データベースに接続するクライアント コンピュータには、PostgreSQL クライアント ライブラリが必要です。
Esri Customer Care ポータルから PostgreSQL クライアント ファイルをダウンロードして、それを ArcGIS クライアント アプリケーションの bin ディレクトリに配置し、PostgreSQL データベースへのダイレクト コネクションを作成することができます。
クライアント ライブラリのダウンロードには、次の 4 つがあります。
- pg_client_linux86: Red Hat Linux オペレーティング システム上で動作する 32 ビット クライアントから PostgreSQL データベースへ接続するために必要な RPM クライアント ファイルが含まれています。
- pg_client_windows86: Windows オペレーティング システム上の 32 ビット クライアントから PostgreSQL データベースへ接続するために必要なクライアント ファイルが含まれています。ファイルは libeay32.dll、libiconv-2.dll、libintl-8.dll、libpq.dll、ssleay32.dll です。
- pg_client_linux64: Red Hat Linux オペレーティング システム上で動作する 64 ビット クライアントから PostgreSQL データベースへ接続するために必要な RPM クライアント ファイルが含まれています。ライブラリは、libpq.so、libpq.so.5、libpq.so.5.3 です。
- pg_client_windows64: Windows オペレーティング システム上で動作する 64 ビット クライアントから PostgreSQL データベースへ接続するために必要なクライアント ファイルが含まれています。ファイルは、libeay32.dll、libintl.dll、libpq.dll、ssleay32.dll です。
SUSE Linux 上でクライアントを使用するには、PostgreSQL SUSE クライアントをインストールする必要があります。PostgreSQL データベースが SUSE にインストールされている場合、コピーまたは FTP によって、クライアント ライブラリを PostgreSQL の lib ディレクトリから ArcGIS クライアントの bin ディレクトリに移動できます。PostgreSQL データベースが異なるオペレーティング システムにインストールされている場合、SUSE PostgreSQL クライアント ファイルを PGFoundry などのサイトから入手します。
Esri Customer Care ポータルで入手できるクライアント ライブラリを使用するには、次の手順を実行します。
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Esri Customer Care ポータルから PostgreSQL クライアント ライブラリをダウンロードします。
必ず、お使いの ArcGIS クライアントに対して正しいライブラリをダウンロードしてください。ArcGIS for Desktop および ArcGIS Engine では、32 ビットのライブラリが必要です。ArcGIS for Server では、64 ビットのクライアント ライブラリが必要です。
- ArcGIS クライアント アプリケーションが閉じていることを確認します。
- ArcGIS クライアントをインストールしたディレクトリの bin ディレクトリにクライアント ファイルを転送します。注意:
必ず、すべてのファイルを bin ディレクトリに配置してください。データベースに接続するには、これらのファイルの特定のバージョンが必要です。システム上にこれらのファイルの異なるバージョンがすでに存在する場合でも、Esri Customer Care ポータルからダウンロードしたバージョンのファイルがクライアントの bin ディレクトリにある必要があります。
- クライアント RPM を Linux サーバ上に配置した場合は、RPM を実行します。
- データベース サーバの PostgreSQL の pg_hba.conf ファイルを変更して、クライアント接続を受け入れます。pg_hba.conf ファイルの変更の詳細については、PostgreSQL のドキュメントをご参照ください。
- pg_ctl reload を実行して、PostgreSQL を再起動するか、または postmaster で pg_hba.conf ファイルを再読み込みします。
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データベース クラスタへの接続権限がユーザに付与されていることを確認します。
デフォルトでは、Public に PostgreSQL データベース クラスタの CONNECT 権限があります。このため、各ユーザに CONNECT を割り当てる必要があるのは、Public から CONNECT 権限を削除した場合だけです。