ModelBuilder でのフィーチャ セットとレコード セットの使用
フィーチャ セットの使用
ModelBuilder でフィーチャ セット変数を開くと、フィーチャの対話形式でのデジタイズは無効になります。フィーチャをモデル ツールのダイアログ ボックスから対話形式で入力できるのは、ArcMap、ArcGlobe、または ArcScene で開いたときだけです。モデル ツールのダイアログ ボックスを開く以外にフィーチャを対話形式でデジタイズする手段がないため、フィーチャ セット変数はモデル パラメータとして公開する必要があります。フィーチャ セット変数をモデル パラメータとして設定するには、ModelBuilder でフィーチャ セット変数を右クリックし、[モデル パラメータ] を選択します。
ModelBuilder 内での実行
ModelBuilder でフィーチャ セット変数を開くと、デフォルト値は、モデルをツール ダイアログで実行するときにインメモリ ワークスペースに作成されるフィーチャクラスの名前になります。以下の図のように、この値をフィーチャ レイヤまたはフィーチャクラスの名前に置き換えて、ModelBuilder 内でモデルを実行することができます。
既存のフィーチャ レイヤまたはフィーチャクラスを使用して ModelBuilder でモデルを実行する場合、フィーチャ セット スキーマはモデルを保存すると上書きされます。スキーマをリセットするには、次の手順に従います。
- フィーチャ セット変数を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
- [データ タイプ] タブをクリックします。
- [インポートするスキーマとシンボル] フィールドで、スキーマのソースとして使用するデータセットのパスを入力するか参照し、[OK] をクリックします。
レコード セットの使用
フィーチャ セットと異なり、レコード セット変数は ModelBuilder で対話的に編集することができます。したがって、レコード セット変数を含むモデルは ModelBuilder で実行することができます。ModelBuilder でレコード セットに追加したレコードはいずれも、レコード セット変数がモデル パラメータとして設定されている場合は、モデル ツールのダイアログ ボックスに表示されます。これらのレコード セットの事前設定されたレコードは、モデル ツールのダイアログ ボックスで変更したり、レコード セットから削除することができます。新しいレコードは、いつでもレコード セットに追加することができます。