標準距離の算出(Standard Distance)の詳細

分布の稠密度を計測すると、中心からのフィーチャの分散を表す 1 つの値が得られます。この値は距離なので、1 組のフィーチャの稠密度は、半径が標準距離と等しい円をマップに描画して表すことができます。[標準距離の算出(Standard Distance)] ツールは、円ポリゴンを作成します。

計算

[標準距離の算出(Standard Distance)] ツールで使用される数式

出力

[標準距離の算出(Standard Distance)] ツールは、平均中心を中心とする円ポリゴン([ケース フィールド] が指定されている場合は、ケースごとに 1 つの中心と 1 つの円)を含む新しいフィーチャクラスを作成します。円ポリゴンはそれぞれ、標準距離と値が等しい半径で描画されます。それぞれの円ポリゴンの属性値は、円の平均中心の X 座標、平均中心の Y 座標、標準距離(円の半径)です。

[標準距離の算出(Standard Distance)] ツールの図

適用例

参考資料

Mitchell, Andy 著、『The Esri Guide to GIS Analysis, 』(Volume 2、Esri Press、2005)

9/15/2013