テレイン データセット用のジオプロセシング ツール

ジオプロセシング ツールでは、テレイン データセットの作成、サーフェス解析の実行、変更、変換ができます。

変換ツール

テレイン データセットの変換に関連するジオプロセシング ツールは、3 つ用意されています。次の表は、テレイン データセットをラスタ、TIN データセット、またはポイント フィーチャクラスに変換する目的で設計されたジオプロセシング ツールについての説明です。

ツール	説明
テレイン → ポイント（Terrain to Points）	テレイン データセットをポイント フィーチャクラスまたはマルチポイント フィーチャクラスに変換します。
テレイン → ラスタ（Terrain To Raster）	テレインをラスタに変換します。
テレイン → TIN（Terrain To TIN）	テレインを TIN に変換します。

変換ツール

ファンクション サーフェス ツール

テレイン データセットでのファンクション サーフェス解析に関連するジオプロセシング ツールは、4 つあります。次の表で、テレイン データセットを直接操作するためのジオプロセシング ツールについて説明します。

ツール	説明
サーフェス情報の追加（Add Surface Information）	サーフェス関連の情報を特定のフィーチャクラスに追加します。
シェープの内挿（Interpolate Shape）	サーフェスに基づいてフィーチャの Z 値を内挿します。
見通し（Line Of Sight）	可視情報を含むライン フィーチャクラスを作成します。
サーフェスの体積（Surface Volume）	特定の参照平面から上または下の、サーフェス面積と体積を計算します。

[ファンクション サーフェス] ツール

トライアングル サーフェス ツール

テレイン サーフェスまたは TIN サーフェスから 3D 情報を抽出するフィーチャクラスを作成できるツールとして、[トライアングル サーフェス] ツールがあります。テレインおよび TIN サーフェス ツールセットを使用することにより、元のサーフェス内では見分けづらい傾斜角や傾斜方向のようなパターンを判別できます。

ツール	説明
ポリゴンを内挿してマルチパッチを作成（Interpolate Polygon to Multipatch）	ラスタ、テレイン、または TIN サーフェスを使用して、ポリゴン フィーチャクラスからサーフェスに応じたマルチパッチ フィーチャを作成します。
範囲外ポイントの位置の特定（Locate Outliers）	定義されている標高値の範囲を超える、または周囲のサーフェスと一致しないテレイン、TIN、または LAS データセットからの特異な標高の計測値を識別します。
ポリゴン体積（Polygon Volume）	ポリゴンとテレインまたは TIN サーフェス間の体積と表面積を計算します。
サーフェス傾斜方向（Surface Aspect）	TIN またはテレイン データセットの各三角形の傾斜方向、すなわち下りの傾斜角が最大である方向を計算し、出力をポリゴン フィーチャクラスとして書き込みます。
サーフェス コンター（Surface Contour）	テレインまたは TIN サーフェスを使用して取得されるコンター ラインを作成します。
サーフェス差分（Surface Difference）	TIN またはテレイン データセットのどちらかに格納されている 2 つのサーフェス モデル間の体積の差分を計算します。
サーフェス傾斜角（Surface Slope）	TIN またはテレイン データセットの三角形の傾斜角値からポリゴン フィーチャを作成します。

[テレインと TIN サーフェス] ツール

可視性ツール

[可視性] ツールセット内のツールの 1 つ。テレイン データセットを入力データとして受け入れます。

ツール	説明
スカイライン（Skyline）	地平線シルエット解析の結果を含むラインまたはマルチパッチ フィーチャクラスを生成します。

[3D フィーチャ] ツール