落水線の導出

サーフェス モデル上の流出水のパターンを、[落水線作成] ツール 落水線作成 を使用して評価できます。[落水線作成] ツールでは、ボールがサーフェス上の特定地点で放たれた場合に、そのボールがたどる方向を計算します。このツールは、ラスタ、TIN(Triangulated Irregular Network)、LAS データセット、またはテレイン データセットのサーフェスで使用できます。ボールは、サーフェス モデルの周囲または穴(周辺のエリアすべてが流れ込む地点)に達するまで、落水線の下り坂をたどります。結果は、マップまたはシーンに追加される 3D グラフィック ラインです。

サーフェス モデルの整合性を評価するために [落水線作成] ツールを使用することができます。たとえば、不可解に途切れたパスや、実際の流出水とは別の方向に蛇行するパスを探す場合に利用できます。流出水の研究のためにこのモデルを利用する場合、このような例外を修正する必要があります。

手順:
  1. ArcMap または ArcScene で、[落水線作成] ボタン 落水線作成 をクリックします。
  2. 経路を開始する位置のサーフェスをクリックします。
  3. ラベルがマップに表示されます。

    落水線の結果を断面図に表示することができます。これらの結果を断面図に表示する方法の詳細については、「落水線の結果からの断面図グラフの作成」をご参照ください。

注意注意:
  • 3D ポリライン グラフィックスは、ArcMap、ArcScene、および ArcGlobe の間でコピーして貼り付けることができます。
  • テレイン データセットを使用する対話的ツールの有効化の詳細については、「テレイン データセット用の対話的ツール」をご参照ください。

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9/14/2013