サーフェス差分(Surface Difference)の仕組み

[サーフェス差分(Surface Difference)] は、2 つの入力サーフェスの三角形間で幾何形状の比較を行うことで機能します。1 つめのサーフェスの三角形は、2 つめの(参照)サーフェスに対して、上、下、または交差のいずれかに分類されます。交差が検出されると、三角形は他のサーフェスに対して、上、下、または同一面のいずれかに分類されている部分に分割されます。同じ分類に属する隣接した三角形と三角形パーツは、ポリゴンにグループ化され、体積の分担が合計されて、各ポリゴンに合計が提供されます。次いで、この情報が出力ポリゴン フィーチャクラスに書き込まれます。

差分サーフェスは、制限付きドローネ三角形分割法を使用し、2 つの入力サーフェス間で幾何形状の比較を行って作成します。このサーフェスのZ 値は、入力サーフェス間の高さの差分を表します。Z 値が 0.0 となるのは、入力サーフェスの値が一致する場合です。正の値は、1 つめのサーフェスが 2 つめの(参照)サーフェスの上にあるエリアを表し、負の値は、1 つめのサーフェスが 2 つめのサーフェスの下にあるエリアを表します。

差分ラスタが要求された場合、ツールはリニア内挿を使用して、トライアングル差分サーフェスをラスタに変換します。

出力 TIN フォルダを指定すると、トライアングル差分サーフェスは、指定したワークスペースに TIN として書き込まれます。作成されたサーフェスに含まれるノードが多過ぎて、1 つの TIN では格納できない場合、ツールが複数の TIN を出力することもあります。

関連トピック

9/14/2013