フィーチャ リプレゼンテーションを回転する
このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。
フィーチャ リプレゼンテーションのジオメトリは、対話形式で回転させる、回転角度を指定する、または共通の方向に向けることにより、回転させることができます。
一部のリプレゼンテーション ルール プロパティは、[回転] ツール を使用して回転させるか、[方向] ツール を使用して共通の方向に向けることができます。[方向] ツール は、[回転] ツール のサブメニューにあります。[回転] ツール の隣の矢印をクリックしてアクセスします。
リプレゼンテーション ジオメトリの回転
フィーチャ リプレゼンテーション ジオメトリを回転させるには、[選択] ツールまたは [回転] ツールを使用します。
[選択] ツール を使用すると、フィーチャ リプレゼンテーション全体を任意の組み合わせで選択することができます。選択したフィーチャ リプレゼンテーションの境界線のまわりに長方形のバウンディング ボックスが描画されます。バウンディング ボックスを対話形式で回転させ、その中に含まれている選択フィーチャ リプレゼンテーションを回転させることができます。
[回転] ツール を使用した場合、一度に回転できるフィーチャは 1 つのカテゴリに限定されます(つまり、すべてのフィーチャが同じリプレゼンテーション ルールを共有している必要があります)が、ジオメトリとリプレゼンテーション シンボルを同時に回転させることができます。正確な回転角度を指定するか、対話形式で回転させることができます。複数のフィーチャ リプレゼンテーションが選択されている場合は、(デフォルトで選択セット全体の中心に位置する)アンカー位置から回転するか、各フィーチャ リプレゼンテーションをそれぞれの中心から個別に回転させることができます。
リプレゼンテーション ジオメトリを回転する方法
- 編集セッションで、[リプレゼンテーション] ツールバーの [選択] ツール または [なげなわ選択] ツール を使用して、1 つ以上のフィーチャ リプレゼンテーションを選択します。選択したフィーチャ リプレゼンテーションのまわりに長方形のバウンディング ボックスが描画されます。
- ポインタをバウンディング ボックスの 1 つのコーナー ハンドルの上に移動すると、ポインタが曲線矢印 に変化します。
- クリック&ドラッグでバウンディング ボックスを回転させ、選択フィーチャ リプレゼンテーションを回転させます。
リプレゼンテーション プロパティの回転と方向の指定
リプレゼンテーション ルールには、ジオメトリック エフェクトとマーカー配置スタイルを含めることができます。これらには、[回転] ツール または [方向] ツール を使用して対話形式で角度、回転、方向を指定できるプロパティを持つ場合があります。[リプレゼンテーション プロパティ] ウィンドウの [ツール] タブで、これらのプロパティの横にチェックボックスが表示されます。
[回転] ツール は、相対値によって角度を調整します。つまり、ジオメトリと特定のリプレゼンテーション プロパティは、元の位置を基準に特定の度数だけ回転させることができます。[方向] ツール は、絶対値によって角度を調整します。つまり、角度リプレゼンテーション プロパティを共通の方向に揃えます。[方向] ツール はリプレゼンテーション プロパティにのみ作用します。ジオメトリの方向を設定することはできません。
リプレゼンテーション プロパティを回転する方法
- 編集セッションで、1 つ以上のフィーチャ リプレゼンテーションを選択します。
- [リプレゼンテーション] ツールバーで、[回転] ツール をクリックします。
- [リプレゼンテーション プロパティ] ウィンドウで [ツール] タブをクリックすると、[回転] ツールを使用して回転することが可能な、選択フィーチャ リプレゼンテーションのリプレゼンテーション ルール プロパティのリストが表示されます。
- 回転したいプロパティをオンにします。
- クリック&ドラッグし、選択セットを回転させます。
- 上のステップ 4 で [ジオメトリ] チェックボックスをオンにして、選択したフィーチャのシェープを回転し、ジオメトリ オーバーライドを作成することもできます。
- 選択した複数のフィーチャ リプレゼンテーションを同時に回転させるには、それらのフィーチャ リプレゼンテーションが同じリプレゼンテーション ルールを共有している必要があります。
- [回転] ツール の効果は、個々の頂点の選択状態にかかわらず、フィーチャ リプレゼンテーション全体に適用されます。
- フィーチャ リプレゼンテーションは、[回転] ツール で右クリックして [角度] を選択することにより、指定した角度で回転させることができます。角度を度数で入力し、回転方向を選択します。
- 複数のフィーチャ リプレゼンテーションを選択すると、それらをグループとしてアンカー位置から回転させるか、各フィーチャ リプレゼンテーションをそれぞれの中心から個別に回転させることができます。各フィーチャ リプレゼンテーションを個別に回転させるには、[回転] ツール で右クリックして、[個別アンカーの使用] をオンにします。この設定をオンにすると、選択セット全体が回転します。選択セットは、アンカー位置を中心に回転します。アンカー位置 を移動するには、ポインタをアンカー位置の上に移動して 4 方向移動アンカー に変化させ、クリックしてからドラッグして新しい位置へ移動します。
- R キーを押すと [回転] ツール がアクティブになります。再度 R キーを押すと、[角度] ダイアログ ボックスが開きます。
リプレゼンテーション プロパティの方向を設定する方法
- 編集セッションで、1 つ以上のフィーチャ リプレゼンテーションを選択します。
- [リプレゼンテーション] ツールバーの [回転] ツール のサブメニューで、[方向] ツール をクリックします。
- [リプレゼンテーション プロパティ] ウィンドウで [ツール] タブをクリックすると、[回転] ツール を使用して方向を揃えることが可能な、選択フィーチャ リプレゼンテーションのリプレゼンテーション ルール プロパティのリストが表示されます。
- 共通の角度に方向を揃えるプロパティをオンにします。
- クリック&ドラッグでリプレゼンテーション プロパティの方向を揃えます。
- 選択した複数のフィーチャ リプレゼンテーションの方向を同時に設定するには、それらが同じリプレゼンテーション ルールを共有している必要があります。
- デフォルトのオリエント アクションは、マウスで示した方向にリプレゼンテーション プロパティを揃えます。右クリックして [垂直] をクリックすると、リプレゼンテーション プロパティを指定した方向と垂直に揃えることができます。Tab キーを押して、これらの選択を切り替えることもできます。
- 右クリックして [角度] をクリックすると、正確な角度値を度数で指定することができます。