ArcGIS Server 管理のスクリプト作成
ArcGIS 10.1 for Server には、サーバで実行する一般的な操作をスクリプト化するために使用できる Administrator API があります。サーバ管理をスクリプト化すると、スケジュールされた時刻に一般的なタスクを自動的に実行できます。また、複雑なタスクや繰り返しのタスクを実行するときの誤りを減らすこともできます。
Administrator API を使用して、ArcGIS Server でサポートされるすべての管理タスクを呼び出すことができます。実際に、ArcGIS for Desktop、ArcGIS Server Manager など、ArcGIS に用意されているすべての管理ツールはこの API を使用しています。
Administrator API は REST ベースのアーキテクチャを使用しており、Python、Java、JavaScript、PowerShell、C#、Ruby、Scala、Perl、その他、Web サービスを呼び出すことができる任意の言語から呼び出すことができます。(このヘルプのコード例は Python を使用しています)。Administrator API を使用しているスクリプトを実行するために Esri ソフトウェアをインストールする必要はありません。
Administrator API を介してプログラムで実行できる多くのサーバ管理タスクの例を以下に示します。
- ArcGIS Server をサイレントに(無人で)インストールした後、サイトを作成する
- サービスを使用できない場合に電子メールを送信する
- サービスの追加
- インスタンスの最大数など、サービスのプロパティを編集する
- サービスのユーザ権限の付与と削除
- サービスの終了と開始
- ログをクエリし、使用状況レポートを作成する
ArcGIS Server Administrator API によるスクリプトの詳細
また、ArcPy Python サイト パッケージには、ArcGIS Server にサービスを公開したり、サービス定義(SD)ファイルを使用したりするための関数も用意されています。ArcPy は、サービスの公開に必要な管理タスクをスクリプト化するために使用できます。また、マップ ドキュメントを分析したり、ArcGIS Server でのマップの使用に関連するエラーや警告を報告したりすることもできます。