[解析] ツールボックスの概要
[解析] ツールボックスには、最も基本的な GIS 処理を実行する強力なツールが備えられています。このツールボックスのツールを使えば、オーバーレイの実行、バッファの作成、統計情報の計算、近接解析の実行などが可能になります。空間的問題や統計上の問題を解決する場合には必ず、[解析] ツールボックスを参照する必要があります。
[解析] ツールボックスには 4 つのツールセットがあります。各ツールセットは、フィーチャ データの特定の GIS 解析を実行します。
ツールセット |
説明 |
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抽出 |
多くの場合、GIS データセットには必要以上のデータが格納されています。抽出ツールを使用すれば、クエリ(SQL 式)または空間抽出に基づいて、フィーチャクラスまたはテーブルからフィーチャや属性を選択できます。抽出したフィーチャと属性は、フィーチャクラスまたはテーブルに保存されます。 |
オーバーレイ |
[オーバーレイ] ツールセットには、複数のフィーチャクラスを重ね合わせ、空間フィーチャを結合、削除、変更、または更新することによって新しいフィーチャクラスを作成するためのツールが備わっています。フィーチャ セットを別のフィーチャ セットに重ね合わせると、新しい情報が作成されます。オーバーレイ操作には 6 つの種類があります。いずれも、既存の 2 つのフィーチャ セットを 1 つのフィーチャ セットに結合し、元の 2 つのフィーチャ間の空間リレーションシップを特定します。 |
近接 |
[近接] ツールセットには、1 つ以上のフィーチャクラスに属するフィーチャの近接性、または 2 つのフィーチャクラス間の近接性を特定するためのツールが用意されています。これらのツールを使用すれば、あるフィーチャに最も近いフィーチャを特定したり、2 つのフィーチャ間の距離を計算したりできます。 |
統計 |
統計情報ツールセットには、属性データに対して標準的な統計解析(平均値、最小値、最大値、標準偏差など)を実行するツール、ならびに重なり合うフィーチャと隣接するフィーチャの面積、長さ、および総数の統計値を計算するツールが含まれます。 |