Business Analyst のライセンス
Business Analyst では、ArcGIS 認証コードだけでなく、データ ライセンス(*.sdlic)も必要になります。また、Business Analyst Premium では、データ ライセンス(*.sdlic)と Address Coder ライセンス(*.lfx)が必要になります。
Business Analyst のデータ ライセンス
Business Analyst に含まれるデータセットの多くは、データ ライセンスでロックまたはロック解除されます。このデータ ライセンスは、*.sdlic(スマート データ ライセンス)というファイル名になっており、通常は Esri カスタマ サービスから電子メールで送られてきます。*.sdlic ファイルにより、Esri はそれぞれの州、地域、または米国全体(カナダ向けの Business Analyst の場合は、それぞれの州、地域、またはカナダ全体)で Business Analyst のライセンスを付与できます。Business Analyst 製品内での限定使用や第三者の契約によってデータがロックされています。
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Business Analyst のデータ ライセンス(*.sdlic)は、ArcGIS 認証コード(単独使用の場合は ESU#########、同時使用の場合は EFL#########、UNK*)とは異なります。Business Analyst をインストールする前に、適切な認証コードを適用しておく必要があります。
以下のデータセットは、データ ライセンスで管理されています。
Esri Business Analyst(米国) |
Esri Business Analyst(カナダ) |
---|---|
Directory of Major Malls ショッピング センター ポイント |
Rogers Publishing Canadian Directory ショッピング センター |
Dun & Bradstreet ビジネス ロケーション |
Dun & Bradstreet ビジネス ロケーション |
Esri 人口統計レイヤ |
Environics Analytics 人口統計レイヤ |
ジオコーディング データおよび住所ロケータ |
ジオコーディング データおよび住所ロケータ |
Esri セグメンテーション データ — タペストリ |
Environics Analytics セグメンテーション データ - PRIZM |
Tele Atlas Dynamap Transportation 道路データ(10.0.0.77、10.1.0.122、および 10.0.2.206) |
Tele Atlas Dynamap Transportation 道路データ |
NAVTEQ 道路データ(2012 年データ更新、2013 年データ更新) |
なし |
Business Analyst データ ライセンスの適用方法
Esri カスタマ サービスからデータ ライセンスを受け取ったら、Business Analyst をインストールする予定のコンピュータにそのファイルをローカルに保存します。
- Business Analyst のインストールが終了すると、データ ライセンスを適用するよう求めるメッセージが表示されます。*.sdlic ファイルを保存した場所に移動して、そのファイルを選択します。
- データ ライセンスのダイアログ ボックス プロンプトを閉じてから Business Analyst のインストールを終了した場合や新しいライセンスを受け取った場合は、ローカルに保存した *.sdlic ファイルをダブルクリックして、データ ライセンスを適用できます。
- *.sdlic ファイルは ArcGIS Administrator で管理されます。*.sdlic を適用すると、DataLicenses.dat ファイルが C:\ProgramData\ESRI\DataLicense に追加されます。
データ ライセンスが適用されない場合の対応
データ ライセンスが適用されない場合は、データ ソース パスが無効になっていることを通知する以下の警告メッセージが表示されます。
以下の画像では、データ ライセンスが適用されておらず、データ ソース パスが無効になっていることを示す赤色の感嘆符がコンテンツ ウィンドウの左側に表示されています。ライセンスを適用して ArcMap を再起動すると、赤色の感嘆符が表示されなくなります。また、データ ライセンスが適用されるまで、ほとんどの機能が非アクティブのままになります。
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Address Coder ライセンス
Business Analyst Standard(旧 Premium)では、Address Coder ジオコーディングおよびデータ追加ソフトウェアのライセンスが必要になります。このライセンスは、*.lfx というファイル名になっており、通常は Esri カスタマ サービスから電子メールで送られてきます。*.lfx ファイルにより、Esri は Address Coder のジオコーディングおよびデータ追加のライセンスを付与できます。
Address Coder ライセンスの適用方法
Esri カスタマ サービスから Address Coder ライセンスを受け取ったら、Business Analyst Standard(旧 Premium)をインストールする予定のコンピュータにそのファイルをローカルに保存します。
Business Analyst のインストールとライセンス付与が終了すると、Address Coder が開きます。[ファイル] → [オプション] メニュー → [ライセンス] タブの順にクリックした後、*.lfx ファイルを保存した場所に移動して、そのファイルを選択します。