ArcGIS Help 10.2 - 調査プロファイルの作成

概要

調査プロファイルは、すべてのセグメントを対象とした特定の消費者調査カテゴリにおける、世帯数または成人人口の集計です。この調査データは GfK MRI（Mediamark Research & Intelligence, LLC）から提供されています。GfK MRI では、さまざまな製品やサービスに対する需要を評価する調査を行っています。GfK MRI と Esri はタペストリセグメントにより各調査の回答者を識別できるため、さまざまな製品やサービスを購入または使用する顧客のプロファイルを、GfK MRI の調査に基づいて作成できます。これらの GfK MRI プロファイルは、顧客の住所情報を使用できない場合に、独自の顧客データの代わりとして使用できます。また、全国規模で重み付けされたプロファイルと顧客プロファイルを比較し、全国の調査データを基準にパフォーマンスが良好なセグメントまたは不十分なセグメントを識別できます。

入力の前提条件

なし

出力例

[プロファイル] ダイアログボックスには、カウント数、比率、合計値、および平均値の集計データがセグメントごとに表示されます。フィールドの見出しをクリックすると、そのフィールドを基準に並べ替えることができます。見出しをもう一度クリックすると、昇順と降順が切り替わります。

[カウント] - このセグメントに分類される世帯数または成人人口を表します。
[パーセント] - このセグメントに分類される世帯数または成人人口の、全セグメントに対する割合を示します。この列をすべて加算すると 100% になります。
[合計値] - 調査プロファイルでは、この値は [カウント] フィールドと同じ値になります。GfK MRI の調査データでは、数値データを使用できません。
[平均値] - 調査プロファイルでは、この値は常に 1 になります。GfK MRI の調査データでは、数値データを使用できません。これは、[合計値] の値を [カウント] の値で除算した結果です。

Business Analyst で提供されている GfK MRI 調査データは、世帯数または成人人口（18 歳以上の人口）に基づいています。18 歳未満の人口に対する調査データは、Business Analyst では使用できません。

GfK MRI の調査データは、調査内容に応じて世帯数または成人人口のいずれかを表しています。たとえば、冷蔵庫の購入に関する質問は、世帯ベースの調査に含まれます。冷蔵庫などの大型家電は一般的に世帯単位で購入されるため、この質問は世帯ベースの調査とみなされます。12 か月以内に購入したスポーツシューズの数に関する質問は（一般的に、靴は世帯ではなく個人ごとに使用するものであるため）個人ベースの調査です。

次に示す [プロファイル] ダイアログボックスでは、（H）は世帯（Household）を表し、（A）は成人個人（Adult）を表しています。

どちらのタイプが優れているかということではなく、すべてのプロファイルが世帯と個人のいずれか一方に基づくように、分析で一貫性を維持することが重要です。

ヒント:

選択ウィンドウ内を右クリックすると、プロファイルの並び順を変更したり、すべてのアイテムを折りたたんでカテゴリだけを表示したりできます。また、すべてのプロファイルの選択解除や表示オプションの設定を行うこともできます。表示オプションを使用すると、製品コードまたはプロファイルのベース文字を表示するように選択したり、製品コードまたはプロファイルの説明に基づいて並べ替えるかどうかを選択したりできます。

5/20/2014