データベース接続の作成（Create Database Connection） (データの管理)
サマリ
データベースまたは、エンタープライズ、ワークグループ、デスクトップ ジオデータベースへの接続に使用できる接続ファイルを作成します。
使用法
ツール ダイアログ ボックスを使用している場合、入力された接続情報が正しければ、ツールはデータベースに接続して、データベースにジオデータベース スキーマが含まれているかどうかを判定します。スキーマが見つかった場合、サーバは [スキーマ] パラメータを SDE スキーマ（Oracle ユーザ スキーマ ジオデータベースのみ）から、[バージョン タイプ] パラメータを TRANSACTIONAL キーワードから、バージョン名パラメータを Default バージョン名から自動的に入力します。
接続情報が [結果] ウィンドウやジオプロセシング履歴ログ ファイルに保存されないようにしたい場合は、履歴ログを無効にして接続ファイルを保存し、非表示にする接続情報が保存されないようにする必要があります。
ツール ダイアログ ボックスの [ジオデータベース接続プロパティ] セクションにあるすべてのパラメータは、ジオデータベースではないデータベースに接続する場合は無視されます。
構文
| パラメータ | 説明 | データ タイプ |
out_folder_path |
データベース接続ファイル（*.sde）の保存先となるフォルダ パス。 | Folder |
out_name |
データベース接続ファイルの名前。出力ファイルに拡張子「*.sde」が付きます。 | String |
database_platform |
接続する DBMS プラットフォーム。次のオプションが使用できます。
| String |
instance | 接続先のデータベース サーバまたはインスタンス。 [database_platform] パラメータに指定する値は、接続先のデータベースのタイプを示します。[instance] パラメータで指定する情報は、指定したデータベース プラットフォームによって異なります。 各データベースでの入力内容に関する詳細は以下をご参照ください。
| String |
account_authentication (オプション) |
| Boolean |
username (オプション) |
データベース認証使用時に、接続に使用するデータベース ユーザ名。 | String |
password (オプション) |
データベース認証使用時のデータベース ユーザのパスワード。 | Encrypted String |
save_user_pass (オプション) |
| Boolean |
database (オプション) |
接続するデータベースの名前。このパラメータは、PostgreSQL および SQL Server プラットフォームにのみ適用されます。 | String |
schema (オプション) | 接続するユーザ スキーマ ジオデータベース。このオプションは、ユーザ スキーマ ジオデータベースのある Oracle データベースにのみ適用されます。このパラメータのデフォルト値は、Default バージョンの使用です。 | String |
version_type (オプション) | 接続するバージョンのタイプ。
TRANSACTIONAL または HISTORICAL を使用する場合、date パラメータは無視されます。HISTORICAL が選択され、version_name パラメータに名前が入力されていない場合、Default トランザクション バージョンが使用されます。POINT_IN_TIME が使用され、date パラメータに名前が入力されていない場合、Default トランザクション バージョンが使用されます。 | String |
version (オプション) |
接続するジオデータベースのトランザクション バージョンまたは履歴マーカー。デフォルト オプションは、Default バージョンを使用します。 | String |
date (オプション) | データベース接続に使用する日時を表す値。アーカイブに対応したデータを操作するために使用します。 日付は、次の形式で入力できます。
 注意:
| Date |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateDatabaseConnection（データベース接続の作成）ツールを使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.CreateDatabaseConnection_management("Database Connections",
"utah.sde",
"SQL_SERVER",
"utah",
"DATABASE_AUTH",
"gdb",
"gdb",
"SAVE_USERNAME",
"garfield",
"#",
"TRANSACTIONAL",
"sde.DEFAULT")
次のスタンドアロン スクリプトは、CreateDatabaseConnection（データベース接続の作成）ツールの使用方法を示しています。
# Name: CreateDatabaseConnection2.py
# Description: Connects to a database using Easy Connect string
# and operating system authentication.
# Import system modules
import arcpy
# Run the tool
arcpy.CreateDatabaseConnection_management("Database Connections",
"zion.sde",
"ORACLE",
"zionserver/ORCL",
"OPERATING_SYSTEM_AUTH")
次の Python ウィンドウ スクリプトは、CreateDatabaseConnection（データベース接続の作成）ツールを使用して履歴マーカーに接続する方法を示しています。
# Name: CreateDatabaseConnection3.py
# Description: Connects to a geodatabase historical marker using a
# cataloged DB2 database and database authentication.
# Import system modules
import arcpy
# Run the tool
arcpy.CreateDatabaseConnection_management("Database Connections",
"history.sde",
"DB2",
"DB2_DS",
"DATABASE_AUTH",
"butch",
"sundance",
"SAVE_USERNAME",
"#",
"#",
"HISTORICAL",
"June 9, 2010",
"#")
次の Python ウィンドウ スクリプトは、CreateDatabaseConnection（データベース接続の作成）ツールを使用してある時点に接続する方法を示しています。
# Name: CreateDatabaseConnection4.py
# Description: Connects to a point in time in the geodatabase in
# PostgreSQL using database authentication.
# Import system modules
import arcpy
# Run the tool
arcpy.CreateDatabaseConnection_management("Database Connections",
"history.sde",
"POSTGRESQL",
"dbserver",
"DATABASE_AUTH",
"stevie",
"smith",
"SAVE_USERNAME",
"archivedb",
"#",
"POINT_IN_TIME",
"#",
"5/19/2011 8:43:41 AM")