環境レベルと階層
環境設定には、アプリケーション、ツール、モデル、モデル プロセスの 4 つのレベルがあります。すべてのレベルには、同じ環境変数があり、出力結果に対する効果も同じです。異なる点は、それらの環境設定へのアクセスおよび設定方法だけです。
4 つの環境レベルから階層が形成されていて、そのなかでも最上位に位置するのがアプリケーション レベルです。次の図に示したように、この階層では、環境設定は次のレベルに渡されます。それぞれのレベルで、渡された環境設定を別の値に上書きすることができます。
この階層における唯一の例外は、モデルに関してです。ModelBuilder ウィンドウからモデルを実行すると、アプリケーション環境が渡されます。ツール ダイアログ ボックスを使用してモデルを実行する場合は、ツール環境が渡されます。
環境設定には、次の 4 つのレベルがあります。
- アプリケーションレベルの設定はデフォルトで、任意のツールの実行時に適用されます。
- ツールレベルの設定は、ツールの 1 回の実行に適用され、アプリケーションレベルの設定を無効にします。
- モデルレベルの設定は、モデルと共に指定および保存され、ツールレベルとアプリケーションレベルの設定を無効にします。
- モデル プロセスレベルの設定は、モデル プロセス レベルで指定され、モデルと共に保存されます。これは、モデル レベルの設定を無効にします。
5/10/2014