1 つの PostgreSQL データベース クラスタへの複数のジオデータベースの設定

PostgreSQL データベース クラスタには複数のデータベースを設定できます。つまり、1 つの PostgreSQL データベース クラスタには、複数のジオデータベースを設定することができます(データベースにつき 1 つのジオデータベース)。

2 つ目のジオデータベースを作成する手順は、1 つ目と同じです。ただし、ArcSDE サービスを使用して接続する場合は、2 つ目のジオデータベース用に固有のサービスを作成する必要があります。

手順:
  1. [エンタープライズ ジオデータベースの作成(Create Enterprise Geodatabase)] ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを実行して、2 つ目のジオデータベースを作成します。

    詳細については、「PostgreSQL でのデータベースとジオデータベースの作成」をご参照ください。

  2. 接続に ArcSDE サービスを使用する場合は、次の手順を実行します。
    1. services.sde とオペレーティング システムの services ファイルに新しいジオデータベースのサービスのエントリを追加します。
    2. Windows の場合、sdeservice コマンドを create 操作を指定して実行し、2 つ目のジオデータベースのサービスを作成します。
    3. sdeservice コマンドを register 操作を指定して実行し、サービスに新しいジオデータベースを登録します。
    4. sdemon コマンドを start 操作を指定して実行し、新しいサービスを開始します。

      データベースとは異なるサーバ上に ArcSDE アプリケーション サーバがインストールされている場合は、「Windows でのリモート ArcSDE サービスの開始」または「Linux または Unix でのリモート ArcSDE サービスの開始」をご参照ください。

  3. データを所有することになるユーザのためのスキーマを新しいデータベースに作成します。
  4. スキーマに対する適切な権限をデータベースの他のユーザに付与します。
5/10/2014