PostgreSQL への接続の設定

データベースに接続するクライアント コンピュータには、PostgreSQL クライアント ライブラリが必要です。

Esri Customer Care ポータルから PostgreSQL クライアント ファイルをダウンロードして、それを ArcGIS クライアント アプリケーションの bin ディレクトリに配置し、PostgreSQL データベースへのダイレクト コネクションを作成することができます。

クライアント ライブラリのダウンロードには、次の 4 つがあります。

SUSE Linux 上でクライアントを使用するには、PostgreSQL SUSE クライアントをインストールする必要があります。PostgreSQL データベースが SUSE にインストールされている場合、コピーまたは FTP によって、クライアント ライブラリを PostgreSQL の lib ディレクトリから ArcGIS クライアントの bin ディレクトリに移動できます。PostgreSQL データベースが異なるオペレーティング システムにインストールされている場合、SUSE PostgreSQL クライアント ファイルを PGFoundry などのサイトから入手します。

Esri Customer Care ポータルで入手できるクライアント ライブラリを使用するには、次の手順を実行します。

手順:
  1. Esri Customer Care ポータルから PostgreSQL クライアント ライブラリをダウンロードします。

    必ず、お使いの ArcGIS クライアントに対して正しいライブラリをダウンロードしてください。32 ビットの ArcGIS アプリケーションでは、32 ビットのライブラリが必要です。64 ビットの ArcGIS アプリケーションでは、64 ビットのライブラリが必要です。

  2. ArcGIS クライアント アプリケーションが閉じていることを確認します。
  3. ArcGIS クライアントをインストールしたディレクトリの bin ディレクトリにクライアント ファイルを転送します。
    注意注意:

    必ず、すべてのファイルを bin ディレクトリに配置してください。データベースに接続するには、これらのファイルの特定のバージョンが必要です。システム上にこれらのファイルの異なるバージョンがすでに存在する場合でも、Esri Customer Care ポータルからダウンロードしたバージョンのファイルが ArcGIS クライアントの bin ディレクトリにある必要があります。

  4. クライアント RPM を Linux サーバ上に配置した場合は、RPM を実行します。
  5. データベース サーバの PostgreSQL の pg_hba.conf ファイルを変更して、クライアント接続を受け入れます。pg_hba.conf ファイルの変更の詳細については、PostgreSQL のドキュメントをご参照ください。
  6. pg_ctl reload を実行して、PostgreSQL を再起動するか、または postmaster で pg_hba.conf ファイルを再読み込みします。
  7. データベース クラスタへの接続権限がユーザに付与されていることを確認します。

    デフォルトでは、Public に PostgreSQL データベース クラスタの CONNECT 権限があります。このため、各ログインおよびグループのロールに CONNECT を割り当てる必要があるのは、Public から CONNECT 権限を削除した場合だけです。

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5/10/2014