値の収集（Collect Values） (ModelBuilder)
サマリ
[値の収集（Collect Values）] ツールは、反復子の出力値を収集すること、またはいくつかの複数値を単一の入力に変換することを目的として設計されています。[値の収集（Collect Values）] の出力は、[マージ（Merge）]、[アペンド（Append）]、[モザイク（Mosaic）]、[セル統計（Cell Statistics)] などのツールへの入力として使用できます。
使用法
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このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。
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[マップへ追加] オプションをオンにした場合、ツールの出力は変数名を使用して ArcMap の表示に追加されます。モデル内で反復子を使用し、すべての反復処理の出力を、変数名の代わりに一意の出力名を使用して ArcMap の表示に追加する場合は、表示する出力を [値の収集（Collect Value）] ツールに接続し、[値の収集（Collect Value）] の出力を右クリックして、[マップへ追加] オプションをオンにします。モデル ツールのダイアログ ボックスからモデルを実行する場合は、出力モデル パラメータだけが表示に追加されるため、[値の収集（Collect Value）] ツールの出力をモデル パラメータにします。
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[値の収集（Collect Value）] ツールの別の用途は、ツール ダイアログから出力パラメータを削除し、それでも出力がArcMap に表示されるようにすることです。たとえば、モデルで [バッファ（Buffer）] ツールを使用し、[バッファ（Buffer）] ツールの出力が モデル パラメータであるとします。モデルのツール ダイアログからモデルを実行すると、このパラメータがツール ダイアログに表示されます。このダイアログのユーザは、[バッファ（Buffer）] の出力が書き込まれる場所を変更できます。では、ダイアログのユーザにこの場所を変更させたくない場合、どうすればよいでしょうか。つまり、ユーザが変更できない特定の場所に出力を書き込みたい場合です。モデル変数を、パラメータではないように変更することができます。モデル変数は、パラメータでなければ、ArcMap に表示されません。
解決策は、[バッファ（Buffer）] の出力をパラメータではないように変更し、その出力を [値の収集（Collect Values）] ツールに接続することです。その後、[値の収集（Collect Values）] の出力をモデル パラメータにします。ツール ダイアログからモデルを実行したときに、このパラメータは、ダイアログに表示されません。そのため、ユーザはこのパラメータを変更できません。それでも、このパラメータは、出力パラメータであるため、ArcMap に表示されます（厳密に言えば、このように動作するのは、[値の収集（Collect Values）] の出力のタイプが入出力データであり、入出力データはダイアログに追加されないためです）。
注意:[値の収集（Collect Values）] および [ブランチのマージ（Merge Branch）] 以外の ArcGIS ツールはいずれも、モデル内に追加されたときに空（色なし）になります。他のシステム ツールとは異なり、[値の収集（Collect Values）] は常に「実行可能」（色付き）の状態です。これは、[値の収集（Collect Values）] への入力が複数値データ タイプであるため、空の複数値が入力として有効と見なされるためです。
構文
| パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_value |
収集される入力値。 | Multiple Value |