NetCDF ラスタ レイヤの作成(Make NetCDF Raster Layer) (マルチディメンション)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

netCDF ファイルからラスタ レイヤを作成します。

使用法

構文

MakeNetCDFRasterLayer_md (in_netCDF_file, variable, x_dimension, y_dimension, out_raster_layer, {band_dimension}, {dimension_values}, {value_selection_method})
パラメータ説明データ タイプ
in_netCDF_file

入力用 netCDF ファイル

File
variable

出力ラスタにセル値を割り当てるために使用する netCDF ファイルの変数。これは表示される変数(温度、降水量など)です。

String
x_dimension

出力レイヤの x(経度)座標の定義に使用される netCDF ディメンション

String
y_dimension

出力レイヤの y(緯度)座標の定義に使用される netCDF ディメンション

String
out_raster_layer

出力ラスタ レイヤの名前

Raster Layer
band_dimension
(オプション)

出力ラスタにバンドを作成する場合に使用される netCDF ディメンション。このディメンションは、マルチバンド ラスタ レイヤが必要な場合に設定します。たとえば、光源高度をバンド ディメンションとして設定して、その高度での温度を各バンドに表示する、マルチバンド ラスタを作成する場合などです。

String
dimension_values
[[dimension, {value}],...]
(オプション)

出力レイヤでの変数の表示に使用される、1 つまたは複数のディメンション(例: Time)の値(例: 01/30/05)。デフォルトでは、1 つまたは複数のディメンションの最初の値が使用されます。このデフォルト値は、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [netCDF] タブで変更することも可能です。

Value Table
value_selection_method
(オプション)

ディメンション値の選択方法を指定します。

  • BY_VALUE 入力値を実ディメンション値と照合します。
  • BY_INDEX 入力値をディメンション値の位置またはインデックスと照合します。インデックスは 0 を基準とするので、位置は 0 から開始されます。
String

コードのサンプル

MakeNetCDFRasterLayer(NetCDF ラスタ レイヤの作成)の例 1(Python ウィンドウ)

netCDF ファイルからラスタ レイヤを作成します。

import arcpy
arcpy.MakeNetCDFRasterLayer_md("C:/data/netcdf/rainfall.nc","pptx",
                         "lon","lat","rainfall")
MakeNetCDFRasterLayer(NetCDF ラスタ レイヤの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

netCDF ファイルからラスタ レイヤを作成します。

# Name: MakeNetCDFRasterLayer_Ex_02.py
# Description: Create a raster layer from a netCDF file.
# Requirements: None

# Import system modules
import arcpy


# Set local variables
inNetCDFFile = "C:/data/netcdf/rainfall.nc"
variable = "pptx"
XDimension = "lon"
YDimension = "lat"
outRasterLayer = "c:/output/rainfall"
bandDimmension = ""
dimensionValues = ""
valueSelectionMethod = ""

# Execute MakeNetCDFRasterLayer
arcpy.MakeNetCDFRasterLayer_md(inNetCDFFile, variable, XDimension, YDimension,
                               outRasterLayer, bandDimmension, dimensionValues, 
                               valueSelectionMethod)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
5/10/2014