リレーションシップと ArcGIS

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

GIS は、さまざまな種類の地理エンティティと非地理エンティティに関する情報を統合します。これらのエンティティの多くは、互いに関連付けることができるものです。

ArcGIS には、フィーチャとレコードをジオデータベースで互いに関連付けるための方法が多数用意されています。ジオグラフィック フィーチャ間にリレーションシップを設定する場合、最初の作業はフィーチャ間の空間的な関連性をモデリングすることです。データ モデルにおいて、ジオデータベース トポロジ、ジオメトリック ネットワーク、共有エッジ編集、編集時のジオメトリ スナップ、および地理空間演算子をどのように使用できるかについて考えてください。これらの手法は、データを効率よく作成および管理するのに役立ちます。

隣接しているフィーチャ間のリレーションシップを把握する必要があるが、空間コンテキストからだけでは関連性があいまいであるという場合は、空間的な関連性だけでは不十分です。たとえば、地上設置型の変圧器から複数の建物に電力を供給する場合、電線をマッピングするまで変圧器と共有先の建物との関連付けを明確にすることはできません。

空間的な関連性を確立できないもう 1 つの例は、1 人以上の土地区画の所有者など、関連付けに非地理エンティティが含まれる場合です。

これら 2 つの一般的なケースでは、リレーションシップ クラスに属性リレーションシップを設定するか、リアルタイムのリレートを使用するか、結合を作成することができます。これらの手法は、あるクラス(フィーチャクラスまたはテーブル)のレコードを別のクラスのレコードへ接続します。

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5/10/2014