リレーションシップ ルールの作成
このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

リレーションシップ クラスは、ArcGIS for Desktop Advanced および ArcGIS for Desktop Standard では作成と編集が可能ですが、ArcGIS for Desktop Basic では読み取り専用になります。リレーションシップ クラスに属しているフィーチャクラスも ArcGIS for Desktop Basic では読み取り専用です。
リレーションシップ クラスを作成する際には、1 対多や多対多といった基数を使用します。これに対し、実際のシステムでは、リレーションシップの基数はより具体的です。リレーションシップ クラスを作成した後は、ルールを作成することにより、基数を調整することができます。リレーションシップ ルールを使用して、関連元と関連先のフィーチャクラスまたはテーブル間で、関連付けることが可能なオブジェクトの種類を制限することができます。
このタスクを示す図については、「リレーションシップ ルールの作成に関する図」をご参照ください。
手順:
- カタログ ツリーで、リレーションシップ クラスを右クリックします。
- [プロパティ] をクリックします。
- [ルール] タブをクリックします。
- 関連元クラスにサブタイプが含まれている場合は、リレーションシップ ルールを適用するサブタイプをクリックします。関連元クラスにサブタイプが含まれていない場合は、すべてのフィーチャにリレーションシップ ルールが適用されます。
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関連先クラスにサブタイプが含まれている場合は、関連元クラスで選択されたサブタイプに関連付けるサブタイプをオンにします。関連先クラスにサブタイプが含まれていない場合は、すべてのフィーチャにリレーションシップ ルールが適用されます。
リレーションシップ クラスの一方または両方が「多」の場合は、特定の基数の範囲を指定することができます。この例では、リレーションシップの関連元が「1」なので、その範囲は変更できません。ただし、関連先は「多」なので、その範囲を変更することができます。
- 関連元オブジェクトに対応する関連先オブジェクトの範囲を指定するチェックボックスをオンにします。
- 上向き/下向き矢印をクリックして、関連先オブジェクトの最小値と最大値を設定します。
- ステップ 4 〜 7 を繰り返し実行して、このリレーションシップ クラスのすべてのリレーションシップ ルールを指定します。
- [OK] または [適用] をクリックすると、データベース内にルールが作成されます。

リレーションシップ クラスにリレーションシップ ルールを追加すると、そのルールは唯一の有効なリレーションシップとなります。他のリレーションシップおよび基数を有効にするには、リレーションシップ ルールを追加する必要があります。
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5/10/2014