トラック間隔 → フィーチャ(Track Intervals to Feature) (Tracking Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

1 つのトラックで連続しているフィーチャ間の差から計算される値を算出します。入力フィーチャクラスまたはレイヤに算出された値(距離、期間、速度、コース)を格納する新規のフィールドが追加されます。

Track Intervals To Feature illustration

使用法

構文

TrackIntervalsToFeature_TA (in_features, time_field, {track_id_field}, {calculation_method}, {time_field_format}, {locale_id}, {am_designator}, {pm_designator}, {distance_field_units}, {distance_field_name}, {duration_field_units}, {duration_field_name}, {speed_field_units}, {speed_field_name}, {course_field_units}, {course_field_name})
パラメータ説明データ タイプ
in_features

入力フィーチャクラスまたはレイヤ。

Feature Layer
time_field

日時に関する情報を含む、入力フィーチャクラスまたはレイヤのフィールド。このツールを使用する際には、日付と時間の情報は同じフィールドに含まれ、フィールドのデータ タイプは、Short、Long、Float、Double、Text、Date でなければなりません。

Field
track_id_field
(オプション)

入力フィーチャをトラックにグループ化するために使用されるデータ値を含むフィールド。フィールドのデータ タイプには、Short、Long、Float、Double、Text、OID があります。

Field
calculation_method
(オプション)

各フィーチャの値を計算するために使用される間隔を指定します。

  • PREVIOUS_AND_CURRENT_FEATURE値は、各フィーチャとトラックにあるその前のフィーチャの間隔を使って計算されます。
  • CURRENT_AND_NEXT_FEATURE値は、各フィーチャとトラックにあるその次のフィーチャの間隔を使って計算されます。
String
time_field_format
(オプション)

時間フィールドのデータ タイプが Date 以外である場合、このパラメータは、時間フィールドのデータ値を変換するのに使用される形式を決定します。形式の例を次に示します。

  • "yyyyMMdd"(テキストまたは数値の時間フィールドで有効な標準形式)
  • "yyyy/MM/dd HH:mm:ss"(テキストの時間フィールドでのみ有効な標準形式)
  • "MM-dd-yyyy hh:mm:ss tt"(テキストの時間フィールドでのみ有効なカスタム形式)

時間フィールドのデータ タイプが Text の場合、標準 Esri テキスト時間形式を使用するか、またはカスタム形式を指定するかのいずれかを選ぶことができます。ただし、ストレージ ポリシーに KEEP_ON_DISK を指定した場合には、カスタム形式は使用できません。時間フィールドのデータ タイプが数値(Short、Long、Float、Double)の場合、標準 Esri 数値時間形式のみを使用することができます。時間フィールドのデータ タイプが Date である場合には、このパラメータは必要ありません。

String
locale_id
(オプション)

時間フィールドのデータ タイプが Text である場合、このパラメータは、時間フィールドのデータ値を変換するのにどのロケールを使用するかを決定します。データ タイプが Text 以外のすべての時間フィールドに、このパラメータは必要ありません。ロケールが何も入力されないと、オペレーティング システムの現在のロケールが使用されます。システムによってサポートされた使用可能なロケールのリストを表示するには、ツール ダイアログ ボックスを開いて、このドロップダウン リストを展開します。ロケールをパラメータとして入力する場合、Microsoft によって割り当てられるロケール ID(LCID)のみを使用することが推奨されます。これは、1033 のような long integer として入力することができます。また "01033-English_(United_States)"のような、ロケールの完全な文字列表現をパラメータとして入力することもできますが、スペースをアンダースコア文字で置き換えなければなりません。

Long
am_designator
(オプション)

時間フィールドのデータ タイプが Text で、時間形式が時間マーカー("t" または "tt")を含む 12 時間の時計表示である場合、このパラメータは時間フィールドのデータ値に AM を指定する文字("t")または("tt")を決定します。何も入力されないと、選択したロケールに対してデフォルトの指定子 「午前」が使用されます。データ タイプが Text 以外のすべての時間フィールドに、このパラメータは必要ありません。

String
pm_designator
(オプション)

時間フィールドのデータ タイプが Text で、時間形式が時間マーカー("t" または "tt")を含む 12 時間の時計表示である場合、このパラメータは時間フィールドのデータ値に PM を指定する文字("t")または("tt")を決定します。何も入力されないと、選択したロケールに対してデフォルトの指定子「午後」が使用されます。データ タイプが Text 以外のすべての時間フィールドに、このパラメータは必要ありません。

String
distance_field_units
(オプション)

出力距離フィールドで使用される距離単位を指定します。

  • INCHESインチ
  • FEETフィート
  • YARDSヤード
  • MILESマイル
  • NAUTICAL_MILES海里
  • MILLIMETERSミリメートル
  • CENTIMETERSセンチメートル
  • METERSメートル
  • KILOMETERSキロメートル
  • DECIMETERSデシメートル
String
distance_field_name
(オプション)

出力フィーチャクラスまたはレイヤに追加される距離フィールドの名前を指定します。フィールド名が指定されない場合には、名前は自動的に選択されます。

String
duration_field_units
(オプション)

出力期間フィールドで使用される時間単位を指定します。

  • MILLISECONDSミリ秒
  • SECONDS
  • MINUTES
  • HOURS時間
  • DAYS
  • WEEKS
  • MONTHS
  • YEARS
String
duration_field_name
(オプション)

出力フィーチャクラスまたはレイヤに追加される期間フィールドの名前を指定します。フィールド名が指定されない場合には、名前は自動的に選択されます。

String
speed_field_units
(オプション)

出力速度フィールドで使用される速度単位を指定します。

  • MILES_PER_HOURマイル/時間
  • FEET_PER_HOURフィート/時
  • KILOMETERS_PER_HOUR)(キロメートル/時)
  • MILES_PER_SECONDマイル/秒
  • FEET_PER_SECONDフィート/秒
  • METERS_PER_SECONDメートル/秒
  • KNOTSノット
String
speed_field_name
(オプション)

出力フィーチャクラスまたはレイヤに追加される速度フィールドの名前を指定します。フィールド名が指定されない場合には、名前は自動的に選択されます。

String
course_field_units
(オプション)

出力コース フィールドで使用されるコース単位を指定します。

  • DEGREES
  • RADIANSラジアン
String
course_field_name
(オプション)

出力フィーチャクラスまたはレイヤに追加されるコース フィールドの名前を指定します。フィールド名が指定されない場合には、名前は自動的に選択されます。

String

コードのサンプル

date 型の時間フィールドとデフォルトの単位と出力フィールド名を使用した TrackIntervalsToFeature(トラック間隔 → フィーチャ)の例

この例はデフォルトの単位と出力フィールド名を使用して、date 型の時間フィールドを使ったフィーチャクラスでのツールの実行方法を示しています。

import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("tracking")
in_features = "C:\Data\Vehicles.gdb\Planes"
time_field = "DATE_TIME"
track_id_field = "ACID"
arcpy.TrackIntervalsToFeature_ta(in_features, time_field, track_id_field)
テキストの時間フィールドとカスタムの単位とカスタムのフィールド名を使用した TrackIntervalsToFeature(トラック間隔 → フィーチャ)の例

この例はカスタムの単位とフィールド名を指定して、テキストの時間フィールドを使ったフィーチャクラスでのツールの実行方法を示しています。

import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("tracking")
in_features = "C:\Data\Vehicles.gdb\Planes"
time_field = "DATE_TEXT"
track_id_field = "ACID"
calculation_method = "CURRENT_AND_NEXT_FEATURE"
time_field_format = "MM/dd/yyyy HH:mm:ss"
distance_field_units = "MILES"
distance_field_name = "DISTANCE"
duration_field_units = "SECONDS"
duration_field_name = "DURATION"
speed_field_units = "KILOMETERS_PER_HOUR"
speed_field_name = "SPEED"
course_field_units = "DEGREES"
course_field_name = "HEADING"
arcpy.TrackIntervalsToFeature_ta(in_features, time_field, track_id_field, calculation_method, time_field_format, "", "", "", distance_field_units, distance_field_name, duration_field_units, duration_field_name, speed_field_units, speed_field_name, course_field_units, course_field_name)

環境

このツールはジオプロセシング環境を使用していません

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Tracking Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Tracking Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Tracking Analyst
5/10/2014