データ フレームのカスタム全体表示の設定
[ツール] ツールバーの [全体表示] ボタン をクリックすると、マップ上のすべてのデータが表示されるようにマップがズームアウトします。クリック 1 つでマップ上のすべてを表示することができます。ただし、[全体表示] ボタンをクリックすることによって、必要以上にズームすることがあります。このような場合は、独自の全体表示を設定できます。
たとえば、フランスのマップには全世界をカバーするレイヤがある可能性があり、そのマップで [全体表示] をクリックすると、全世界までズームします。
データ フレームの全体表示として、カスタム範囲(この例の場合はフランス)を指定できます。これにより、[全体表示] ボタンをクリックすると、目的の範囲のみが表示されます。
ヒント:
Insert キーを押して全体表示までズームすることもできます。
カスタム全体表示の設定の手順
データ フレームごとに独自のカスタム全体表示を設定できます。これは、[データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスで行います。具体的な手順は次のとおりです。
- コンテンツ ウィンドウで [データ フレーム] の名前を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [データ フレーム] タブをクリックします。
- [全体表示コマンドの表示範囲] セクションで、[その他] をクリックし、[表示範囲の指定] ボタンをクリックします。
- これは、カスタム範囲を設定できる [全体表示] ダイアログ ボックスを示しています。以下の操作を実行できます。
- データ フレームの現在の範囲を使用する
- 特定レイヤのフィーチャのアウトラインを使用する(およびすべてのフィーチャ、選択されたフィーチャ、または表示されているフィーチャを選択する)
- 選択されたグラフィックスのアウトラインを使用する
- (10 進度または表示単位で)独自の座標値を入力して、範囲を定義する表示単位は、[データ フレーム プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブで指定します。
オプションを選択して [OK] をクリックすると、次回ダイアログを開いたときに [範囲指定] オプションが自動的に選択されて、指定した範囲の上、左、右、下の座標が表示されます。マップの範囲、レイヤのフィーチャ、選択されたグラフィックスのアウトラインなど、変更可能な範囲に基づいたオプションを選択する場合、ダイアログにはその現在の範囲が表示され、実際の座標が格納されます。そして、マップやレイヤなどに対してこの範囲が変わるような変更が加えられた場合でも、それらは無視されます。つまり、このダイアログを使用して範囲を定義する場合、選択するオプションはダイナミックではありません。この方法は、範囲を指定するのに実際の座標を入力する手間が省けるという点では便利です。
ヒント:
新しい全体表示として使用したいエリアにズームして、[現在の表示範囲] オプションを使用すると、カスタム範囲を簡単に指定することができます。
5/10/2014