クラス確率(Class Probability) (Spatial Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

確率バンドのマルチバンド ラスタを作成します。入力シグネチャ ファイルにある各クラスに対して 1 つのバンドが作成されます。

[クラス確率(Class Probability)] ツールの仕組みの詳細

使用法

構文

ClassProbability (in_raster_bands, in_signature_file, {maximum_output_value}, {a_priori_probabilities}, {in_a_priori_file})
パラメータ説明データ タイプ
in_raster_bands
[in_raster_band,...]

入力ラスタ バンド。

ラスタ バンドは、整数または浮動小数です。

Raster Layer
in_signature_file

事前確率バンドの生成に使用されるクラス シグネチャのある入力シグネチャ ファイル

.gsg」という拡張子が必須です。

File
maximum_output_value
(オプション)

出力確率バンドの値の範囲の縮尺係数。

デフォルトでは、値の範囲は 0 ~ 100 です。

Long
a_priori_probabilities
(オプション)

事前確率の決定方法を指定します。

  • EQUAL すべてのクラスが同じ事前確率を持ちます。
  • SAMPLE 事前確率が、シグネチャ ファイル内のすべてのクラスでサンプリングされたセルの総数に対する各クラスのセル数に比例します。
  • FILE事前確率は、ASCII 入力事前確率ファイルから各クラスに割り当てられます。
String
in_a_priori_file
(オプション)

入力シグネチャ クラスの事前確率を含むテキスト ファイル。

事前確率ファイルの入力が必要になるのは、FILE オプションを使用したときだけです。

事前確率ファイルの拡張子は、「.txt」または「.asc」です。

File

戻り値

名前説明データ タイプ
out_multiband_raster

出力マルチバンドのラスタ データセット

出力が Esri Grid の場合、ファイル名の最大文字数は 9 文字です。

Raster

コードのサンプル

ClassProbability(クラス確率)の例 1(Python ウィンドウ)

次の例では、シグネチャ ファイルにある各クラスの確率バンドのマルチバンド ラスタを作成しています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outClassProbability = ClassProbability("redlands","C:/sapyexamples/data/wedit5.gsg",
                    100,"EQUAL","")
outClassProbability.save("c:/sapyexamples/output/classprob")
ClassProbability(クラス確率)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次の例では、シグネチャ ファイルにある各クラスの確率バンドのマルチバンド ラスタを作成しています。

# Name: ClassProbability_Ex_02.py
# Description: Creates probability layers for each class in a signature file.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "redl123"
inSigFile = "c:/sapyexamples/data/wedit5.gsg"
maxValue = 100
aPrioriWeight = "EQUAL"
aPrioriFile = ""

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute ClassProbability
outClassProbability = ClassProbability(inRaster,inSigFile,
                    maxValue, aPrioriWeight, aPrioriFile)

# Save the output 
outClassProbability.save("c:/sapyexamples/output/classprob01")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst
7/28/2014