フィルタ(Filter) (Spatial Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

スムージング(低パス)またはエッジ強調(高パス)フィルタをラスタに実行します。

[フィルタ(Filter)] ツールの仕組みの詳細

使用法

構文

Filter (in_raster, {filter_type}, {ignore_nodata})
パラメータ説明データ タイプ
in_raster

フィルタ処理を実行する入力ラスタ。

Raster Layer
filter_type
(オプション)

実行するフィルタ処理のタイプ。

  • LOW ロウ パス 3 x 3 フィルタをラスタにかけます。
このオプションにより、入力ラスタ全体がスムージング処理され、特異セルの特異性が低下します。これがデフォルトです。
  • HIGH ハイ パス 3 x 3 フィルタをラスタにかけます。
このオプションにより、ラスタ内の抑制されたフィーチャのエッジが強調されます。
String
ignore_nodata
(オプション)

フィルタ計算で NoData 値を無視するかどうかを示します。

  • DATA フィルタ内に NoData 値が存在する場合、NoData 値は無視されます。出力値の計算に、フィルタ内のデータ値を持つセルだけが使用されます。
  • NODATA フィル内に NoData 値が存在する場合、処理セルの出力は NoData になります。このオプションを選択した場合、NoData 値が存在すると、近傍の統計値を決定するのに十分な情報がないことを意味します。
Boolean

戻り値

名前説明データ タイプ
out_raster

フィルタ処理後の出力ラスタ。

Raster

コードのサンプル

Filter(フィルタ)の例 1(Python ウィンドウ)

次の例では、ハイ パス フィルタを入力ラスタに適用しています。


import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
filterOut =  Filter("elevation", "HIGH", "DATA") 
filterOut.save("C:/sapyexamples/output/filtered")
Filter(フィルタ)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次の例では、ロウ パス フィルタを入力ラスタに適用しています。


# Name: Filter_Ex_02.py
# Description: Performs a preset focal filter on a raster. 
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "elevation" 

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute Filter
filterOut =  Filter(inRaster, "LOW", "") 

# Save the output 
filterOut.save("C:/sapyexamples/output/filterout")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst
7/28/2014