近傍解析の適用例
近傍の統計情報を計算することは、指定した近傍に基づいて各セルの値を取得するのに役立ちます。たとえば、生態系の安定性を調べる場合には、各近傍の生物種の種類を取得して、種の分布の多様性が不足している位置を特定するのに役立ちます。
土地被覆情報を含むラスタについて検討します。
[フォーカル統計(Focal Statistics)] ツールで [VARIETY] を指定してこのデータを解析すると、近傍ごとに土地被覆の種類の数を計算することができます。
出力ラスタの値は、近傍に指定されたセル値に基づいています。地域の概観図には、複数の土地被覆を持つエリアが表示されます。
特定の地域を拡大すると、土地被覆の種類が複数ある近傍の存在がさらにはっきりと見えます。
出力ラスタの属性テーブルにより、指定した近傍内に複数種類の土地被覆を持つセルの数が分かります。
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7/28/2014