日射量のグラフィックス(Solar Radiation Graphics) (Spatial Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

直達日射、散乱日射、および全天日射の計算に使用する全天可視領域、太陽軌道図、全天分割図を表示するラスタを出力します。

使用法

構文

SolarRadiationGraphics (in_surface_raster, {in_points_feature_or_table}, {sky_size}, {height_offset}, {calculation_directions}, {latitude}, {time_configuration}, {day_interval}, {hour_interval}, {out_sunmap_raster}, {zenith_divisions}, {azimuth_divisions}, {out_skymap_raster})
パラメータ説明データ タイプ
in_surface_raster

入力標高サーフェス ラスタ

Raster Layer
in_points_feature_or_table
(オプション)

日射量を解析するための位置の指定。入力は、ポイント フィーチャクラスまたはテーブルです。

Feature Layer | Table View
sky_size
(オプション)

可視領域、天空図、太陽軌道図グリッドの解像度または天空サイズ。単位はセルです。

デフォルトでは、200 x 200 セルのラスタが作成されます。

Long
height_offset
(オプション)

計算が実行される DEM サーフェス上の高さ(メートル単位)

高さオフセットは、すべての入力位置に適用されます。

Double
calculation_directions
(オプション)

可視領域の計算に使用する方位角の数

有効な値は 8 の倍数(8、16、24、32 など)でなければなりません。デフォルト値は 32 方向で、複雑な地形に適しています。

Long
latitude
(オプション)

解析エリアの緯度。単位は 10 進度で、北半球では正の値、南半球では負の値で表されます。

空間参照を含む入力サーフェス ラスタに対しては、平均緯度が自動的に計算されます。空間参照を含まない場合、緯度はデフォルトの 45 度に設定されます。

Double
time_configuration
(オプション)

日射量の計算に使用する時間設定(期間)を指定します。

[Time] クラス オブジェクトは、時間設定を指定するために使用します。

使用可能な異なるタイプの時間設定には、TimeWithinDayTimeMultiDaysTimeSpecialDaysTimeWholeYear があります。

形式は次のとおりです。

  • TimeWithinDay({day},{startTime},{endTime})
  • TimeMultiDays({year},{startDay},{endDay})
  • TimeSpecialDays()
  • TimeWholeYear({year})

デフォルトの時間設定は、TimeMultiDays で、現在のユリウス年の start_day が 5、end_day が 160 に設定されます。

Time configuration
day_interval
(オプション)

1 年間の時間間隔(単位: 日)太陽軌道図の天空のセクタの計算のために使用されます。

デフォルト値は 14(隔週)です。

Long
hour_interval
(オプション)

1 日間の時間間隔(単位: 時間)太陽軌道図の天空のセクタの計算のために使用されます。

デフォルト値は 0.5 です。

Double
out_sunmap_raster
(オプション)

出力の太陽軌道図ラスタ。

出力は、太陽の軌道、つまり時間で変化する見かけの太陽の位置を指定する表現です。出力は、可視領域や全天分割図と同じ解像度です。

Raster Dataset
zenith_divisions
(オプション)

天空図内の天空のセクタを作成するために使用する分割数

デフォルトは 8 分割(天頂への相対)です。値は 0 より大きく、天空サイズの値の半分よりも小さくなければなりません。

Long
azimuth_divisions
(オプション)

天空図内の天空のセクタを作成するために使用する分割数

デフォルトは 8 分割(北から)です。有効な値は 8 の倍数でなければなりません。値は 0 より大きく 160 より小さくなければなりません。

Long
out_skymap_raster
(オプション)

出力の全天分割図ラスタ。

出力は、天頂分割と方位分割によって定義される一連の天空域に全天空域を分割することで構築されます。出力は、可視領域や太陽軌道図と同じ解像度です。

Raster Dataset

戻り値

名前説明データ タイプ
out_viewshed_raster

出力の可視領域ラスタ。

ある位置の出力となる可視領域は、可視の天空の方向と可視でない方向を表します。これは、上半球(「魚眼」)の写真によって提供される表示に似ています。

Raster

コードのサンプル

SolarRadiationGraphics(日射量のグラフィックス)の例 1(Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトで、SolarRadiationGraphics(日射量のグラフィックス)ツールの使用方法を示します。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outViewshedMap = SolarRadiationGraphics("elevation", "observers.shp", 200, 2, 32, 52,
                                 TimeMultipleDays(2009, 91, 212), 14, 0.5, 
                                 "c:/sapyexamples/output/sunmap", 8, 8, 
                                 "c:/sapyexamples/output/skymap")
outViewshedMap.save("c:/sapyexamples/output/viewmap")
SolarRadiationGraphics(日射量のグラフィックス)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

日射量解析に使用する可視領域、太陽軌道図、全天分割図を作成します。

# Name: SolarRadiationGraphics_Ex_02.py
# Description: Derives raster representations of a hemispherical viewshed, 
#    sunmap, and skymap, which are used in the calculation of direct, diffuse, 
#    and global solar radiation.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "elevation"
pntFC = "observers.shp"
skySize = 200
zOffset = 2
directions = 32
latitude = 52
timeConfig = TimeMultipleDays(2009, 91, 212)
dayInterval = 14
hourInterval = 0.5
outSunMap = "c:/sapyexamples/output/sunmap"
zenDivisions = 8
aziDivisions = 8
outSkyMap = "c:/sapyexamples/output/skymap"

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute SolarRadiationGraphics
outViewshedMap = SolarRadiationGraphics(inRaster, pntFC, skySize, zOffset, 
                                    directions, latitude, timeConfig,
                                    dayInterval, hourInterval, outSunMap,
                                    zenDivisions, aziDivisions, outSkyMap)

# Save the output
outViewshedMap.save("c:/sapyexamples/output/viewmap")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst
7/28/2014