到達圏(Drive Time)ツールの仕組み(Business Analyst)

機能は ArcGIS for Desktop Basic に限定されています。

実際の道路網と概算運転時間を使用して運転時間商圏を生成できます。ボロノイ分割商圏は、人が実際に地上を移動する道路に関して調整を行っていません。ボロノイ分割商圏は直線距離に基づいていますが、人が実際に移動するときには道路を使う必要があります。2 マイルを移動するのに、ある道路網では 5 分ですみ、別の道路網では 15 分かかることがあります。

ピザの配達は、運転時間ポリゴンを使用するよい例です。会社が配達時間を合計 15 分以内に抑えたいなら、各店舗の配達半径は 6 分の運転時間に制限されます(配達先まで 6 分、配達先での滞在時間が 3 分、帰路が 6 分の合計 15 分)。

重なりが生じることがあります。一部のチェーン店ではこの問題を解決するために、運転時間の重なりが生じている場所でボロノイ分割を使用して各サービス ゾーンを固有にし、都市圏の市街地端部で運転時間を使用することで、配達の距離と時間を制限しています。

運転時間商圏の他の例を以下に示します。

さまざまな道路分類のスピード設定は、[データ] タブの [Business Analyst の初期設定] で変更できます。ArcGIS Network Analyst のツールでバリアなどを追加して、カスタム道路網でのより高度な運転時間ポリゴンも作成できます。

5/20/2014