切り盛り(Cut Fill) (3D Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

2 つのサーフェスの容量の変化を計算します。通常は、切り盛り操作に使用します。

[切り盛り(Cut Fill)] ツールの詳細

切り盛り(Cut Fill)の図
CutFill_3d (Before_Ras, After_Ras, OutRas)
切り盛り(Cut Fill)のフィールドの図
切り盛り操作を実行すると、デフォルトで、レイヤに特殊なレンダラが適用され、切り盛りされた位置がハイライト表示されます。それを決めるのは出力ラスタの属性テーブルで、体積が正の位置は材料が切り取られ(除去され)、体積が負の位置は材料が盛られた(追加された)と判断されます。

使用法

構文

CutFill_3d (in_before_surface, in_after_surface, out_raster, {z_factor})
パラメータ説明データ タイプ
in_before_surface

切り盛り操作前のサーフェスを表す入力です。

Raster Layer
in_after_surface

切り盛り操作後のサーフェスを表す入力です。

Raster Layer
out_raster

切り盛りリージョンを定義する出力ラスタ。

値は、サーフェスを追加または除外する位置と量を示します。

Raster Dataset
z_factor
(オプション)

サーフェス Z 単位あたりの地表 X、Y 単位の数。

Z 単位の測定基準が入力サーフェスの XY 単位と異なる場合、Z 係数を使用して Z 測定単位を調整します。最終的な出力サーフェスを計算する際、入力サーフェスの Z 値に Z 係数が乗算されます。

XY 単位と Z 単位の測定基準が同じ場合、Z 係数は 1(デフォルト値)になります。

XY 単位と Z 単位の測定基準が異なる場合は、Z 係数に適切な値を設定する必要があります。Z 係数が適切でないと、正しい結果が得られません。たとえば、Z 単位がフィートであり、XY 単位がメートルの場合、Z 係数 0.3048 を使用して Z 単位をフィートからメートルへ変換します(1 フィート = 0.3048 メートル)。

Double

コードのサンプル

CutFill(切り盛り)の例 1(Python ウィンドウ)

この例では、切り盛り位置の体積と面積を計算し、結果を GRID ラスタとして出力します。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.CutFill_3d("elevation01", "elevation02", "c:/output/outcutfill01", 1)
CutFill(切り盛り)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

この例では、切り盛り位置の体積と面積を計算し、結果を GRID ラスタとして出力します。

# Name: Cutfill_3d_Ex_02.py
# Description: Calculates the volume and area of cut and 
#              fill locations.
# Requirements: 3D Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inBeforeRaster = "elevation01"
inAfterRaster =  "elevation02"
outRaster = "C:/output/outcutfill02"
zFactor = 0.5

# Check out the ArcGIS 3D Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("3D")

# Execute CutFill
arcpy.CutFill_3d(inBeforeRaster, inAfterRaster, outRaster, zFactor)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
7/28/2014