傾斜角(Slope) (3D Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

ラスタ サーフェスの各セルから傾斜角(勾配、Z 値の最大変化率)を決定します。

[傾斜角(Slope)] ツールの詳細

傾斜角の図
Slope_3d (InRas1, OutRas)

使用法

構文

Slope_3d (in_raster, out_raster, {output_measurement}, {z_factor})
パラメータ説明データ タイプ
in_raster

入力サーフェス ラスタ。

Raster Layer
out_raster

出力傾斜角ラスタ。

Raster Dataset
output_measurement
(オプション)

出力傾斜角データの計測単位(度またはパーセンテージ)を決定します。

  • DEGREE 傾斜角を度単位で計算します。
  • PERCENT_RISE 傾斜率を出力します。傾斜率は、パーセント傾斜角とも呼びます。
String
z_factor
(オプション)

サーフェス Z 単位あたりの地表 X、Y 単位の数。

Z 単位の測定基準が入力サーフェスの XY 単位と異なる場合、Z 係数を使用して Z 測定単位を調整します。最終的な出力サーフェスを計算する際、入力サーフェスの Z 値に Z 係数が乗算されます。

XY 単位と Z 単位の測定基準が同じ場合、Z 係数は 1(デフォルト値)になります。

XY 単位と Z 単位の測定基準が異なる場合は、Z 係数に適切な値を設定する必要があります。Z 係数が適切でないと、正しい結果が得られません。たとえば、Z 単位がフィートであり、XY 単位がメートルの場合、Z 係数 0.3048 を使用して Z 単位をフィートからメートルへ変換します(1 フィート = 0.3048 メートル)。

Double

コードのサンプル

Slope(傾斜角)の例 1(Python ウィンドウ)

この例は、入力サーフェス ラスタの傾斜角の値を決定します。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.Slope_3d("elevation", "C:/output/outslope01", "DEGREE", 0.3043)
Slope(傾斜角)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

この例は、入力サーフェス ラスタの傾斜角の値を決定します。

# Name: Slope_3d_Ex_02.py
# Description: Identifies the rate of maximum change 
#              in z-value from each cell.
# Requirements: 3D Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env

# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
inRaster = "elevation"
outRaster = "C:/output/outslope02"
outMeasurement = "DEGREE"
zFactor = 0.3043

# Check out the ArcGIS 3D Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("3D")

# Execute Slope
arcpy.Slope_3d(inRaster, outRaster, outMeasurement, zFactor)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
7/28/2014