アドイン プロジェクトの作成

アドイン プロジェクトの作成

アドインを作成する際の最初の手順は、アドイン プロジェクトの作成です。このトピックでは、Python アドイン ウィザードを使用して新しいアドイン プロジェクトを作成する方法を、手順に従って説明します。

Python アドイン ウィザードがインストールされていることを確認する必要があります。ウィザードをまだダウンロードしていない場合は、ここをクリックしてダウンロードします。以下の手順では、ArcMap のアドイン プロジェクトを定義します。サポートされている他の ArcGIS for Desktop ソフトウェア製品でも、アドイン プロジェクトの作成手順に違いはありません。

Python アドイン プロジェクトを作成する処理は、以下の 2 つの手順で構成されます。

手順:
  1. アドイン プロジェクト フォルダを選択します。

    Python アドイン ウィザードをインストールした場所で addin_assistant.exe ファイルを検索し、ダブルクリックします。[フォルダ参照] ダイアログ ボックスが表示され、アドイン プロジェクトを格納するフォルダの入力を要求されます。空のフォルダを選択するか、新しいフォルダを作成する必要があります。[OK] をクリックします。

    新しいアドイン プロジェクトのフォルダの参照

  2. プロジェクト設定を入力します。

    作業フォルダを選択すると、ウィザードの最初のパネルが表示されます。このパネルでプロジェクト設定を入力します。これらの設定は、プロジェクトのメタデータとして config.xml ファイルに格納されます。アドインが使用されているとき、これらの設定は配備の際に重要となります。

    Python アドイン ウィザード

以下に、[Project Settings] タブに表示される各設定の説明を示します。

設定

説明

Working Folder(必須)

必要なアドイン ファイルおよびフォルダをホストするために選択したフォルダ。

Product(必須)

アドインをホストする ArcGIS for Desktop 製品。ArcCatalog、ArcMap、ArcGlobe、および ArcScene から選択できます。

Name(必須)

プロジェクトの名前。このプロジェクトで開発するすべてのアドインの内容を含む、わかりやすい名前を付けてください。

Version(必須)

アドインの配備リリース番号を判断するためのプロジェクトのバージョン。デフォルトでは、0.1 が使用されます。小数部を加算してバージョン番号を増やせます(0.2、0.3、1.0、1.1 など)。

Company(オプション)

組織の名前。

Description(オプション)

プロジェクトの目的を表す簡単な説明。このプロジェクトで開発するすべてのアドインの内容を含む説明にしてください。

Author(オプション)

プロジェクトの作成者の名前。

Image(オプション)

プロジェクトに画像を組み込む場合は、ここで選択できます。画像は、プロジェクトを保存するときに作成される Images フォルダにコピーされます。このフォルダは作業フォルダ内に配置されます。

名前、企業、バージョン、説明、および画像のプロパティはすべて、アドイン プロジェクトが配備された後に使用されます(この処理の手順については、「アドインの共有とインストール」をご参照ください)。次の図は、プロジェクトを配備した後に、このメタデータがアドイン マネージャで使用されている例です。アドイン マネージャは、デスクトップ アプリケーションの [カスタマイズ] メニューに配置されます。

アドイン マネージャに表示されたアドインのメタデータ

プロジェクト設定の入力が完了したら、ウィザードの下部にある [保存] ボタンをクリックします。ここでウィザードを閉じないでください。以下の手順では、アドイン カスタマイズの作成方法を説明しています。[Add-In Contents] タブをクリックして以下のトピックのいずれかに進み、説明と手順を参考にアドインを作成してください。

5/10/2014