LAS データセットの 3D ビュー
3D での LAS データセットの表示は、LAS データセットが参照する LIDAR データを可視化し、確認する優れた方法です。LAS データセットの [3D ビュー] ウィンドウでは、LAS データセットを ArcMap の 3D 環境でポイントまたはサーフェスとして表示できます。3D ビューは、ArcMap の [LAS データセット] ツールバーでのみ使用できます。3D 表示により、LIDAR データから取得された、サーフェスの谷、山頂、建物、植生タイプ、森林樹冠、道路コリドー、河川/水路コリドー、鉱山、建設現場、タワー、送電線などの特徴的な地形や地物をより簡単に認識できます。3D でこれらの地物を描画することにより、GIS で LIDAR データを検証し、十分な情報に基づき分析された意思決定を行うことができます。
LAS データセットの 3D ビュー ツール
[3D ビュー] で LAS データセットを表示するには、以下に概説されている手順に従ってください。
- 拡大縮小して、[3D ビュー] に表示する適切な表示範囲を設定します。
- [LAS データセット] ツールバーの [LAS データセットの 3D ビュー] ボタン をクリックします。
2D 断面図ビューが開いている間、3D ビューを起動して、3D ビュー内の 2D 断面図ビューに表示されたポイントを閲覧することもできます。
3D ビュー ツール
3D ビュー ツールバーには、LAS データセットに使用可能ないくつかのツールがあります。
ナビゲート ツール
右マウス ボタンと左マウス ボタンをクリックして上下左右にドラッグすることで、ビューを回転させたり、拡大/縮小したりすることができます。目標点の位置を設定するなど、その他のナビゲーション機能は、キーボードのショートカットで表示されます。広範な機能が組み込まれたこのナビゲート ツール は、3D ビューで主に使用されるナビゲーション ツールです。
マウス |
操作 |
説明 |
再現される機能 |
---|---|---|---|
ドラッグ |
目標点を中心にビューを回転します。 |
||
Ctrl キーを押しながらクリックする |
クリックした位置に目標点を再度、中央配置します。 |
目標点を中央配置 |
|
Ctrl + Shift キーを押しながらクリックする |
動画ナビゲーションを有効/無効にします。 |
||
ドラッグ |
(3D ベクタとして)ビューを移動します。 |
画面移動 |
|
Ctrl キーを押しながらクリックする |
クリックした位置にカメラの位置を移動します。 |
観測点設定 |
|
スクロール ホイールを回転させる |
目標点を拡大/縮小します。 |
拡大/縮小 |
|
ドラッグ |
目標点を拡大/縮小します。 |
拡大/縮小 |
|
Ctrl キーを押しながらクリックする |
クリックした位置で画面を中央配置し、拡大します。 |
拡大/縮小 |
拡大ツール
[3D ビュー] ウィンドウで 1 回クリックしてボックスをドラッグすると、[拡大] ボタン を使用してターゲットにズームインできます。
縮小ツール
[断面図ビュー] ウィンドウで 1 回クリックしてボックスをドラッグすると、[縮小] ボタン を使用してターゲットからズームアウトできます。
画面移動ツール
[画面移動] ツール を選択すると、[3D ビュー] ウィンドウ内の LAS データセット ポイントまたはサーフェス全体にわたって移動できます。
全体表示ツール
[全体表示] ボタン ボタンを選択すると、[3D ビュー] の全体表示にズームできます。
最新の情報に更新ツール
[最新の情報に更新] ツール を選択すると、ArcMap ウィンドウ内の LAS データセット レイヤの範囲とシンボルが一致するように、データ ビューを最新の情報に更新できます。
ポイント情報ツール
[ポイント情報] ツール を選択すると、選択された LIDAR ポイントに対応する追加の情報を表示できます。ポイントを選択すると、デフォルトでは、基本的な場所情報と属性情報が表示されます。[その他の LAS 属性を表示] チェックボックスをオンにすると、選択したポイントの LAS 属性情報が表示されます。次の図は、[3D 情報] ウィンドウを示しています。
計測
[計測] ツール を使用すると、LAS ポイント間の距離および高さを計測できます。
- [3D ビュー] ツールバーの [計測] ツール をクリックすると、選択されたポイント間の距離および高さを計測できます。
- [3D ビュー] で始点をクリックすると、計測を開始できます。
- [3D ビュー] ウィンドウでダブルクリックすると、計測を完了できます。[3D ビュー] に、始点と終点間の計測距離および標高差が表示されます。
3D ビュー オプション
[断面図ビュー オプション] パラメータは、LAS データセットの [3D ビュー] ウィンドウの外観を制御します。このダイアログ ボックスを使用して、[背景色]、[ポイント サイズ ファクタ]、および [点密度] を変更できます。
高さ強調
高さ強調を使用すると、わずかな変化でも強調できます。[3D ビュー] ウィンドウの [高さ強調] ドロップダウン メニューから、定義済みの高さ強調変換係数のいずれかを選択します。