LAS データセット ツールバー - フィルタ オプション
[LAS データセット] ツールバーを使用すると、いくつかの定義済み LIDAR ポイント フィルタに基づいたポイントまたはサーフェスとして LAS データセットを表示できます。
1 つの LIDAR パルスは 1 つ以上の地物で反射して、1 つまたは複数のレーザー パルスを返すことになります。これら個々のレーザー パルスのリターンを使用して、LAS データセットが参照する LIDAR データを表示することができます。最も一般的なフィルタは [地表] と [地表でない] であり、基本的に、それぞれ地表のレーザー リターンと地物からのレーザー リターンを表します。異なるレーザー リターンに基づいて LIDAR データを分離できることにより、さまざまな用途に合わせて、LIDAR データをすばやく効率的に解析し、視覚化することができます。
LIDAR リターンの詳細については、「LIDAR データとは」をご参照ください。
定義済みの LIDAR フィルタは、[LAS データセット] ツールバーの [フィルタ] ドロップダウン メニューで利用できます。LAS データセット ポイントまたはサーフェスを表示するために使用するフィルタを、いくつかの一般的な定義済み LIDAR フィルタから選択します。選択が完了したら、アクティブな LAS データセットの [レイヤ] ドロップダウン メニューに示されている LAS データセットに変更内容が適用されます。
次の定義済み LIDAR フィルタのいずれかを選択します。
ポイントまたはサーフェス フィルタ | 説明 |
---|---|
すべて | すべての LIDAR ポイントを使用して LAS データセットを表示します。 |
地表 | 地表ポイントのフラグが設定されている LIDAR ポイントのみを使用して LAS データセットを表示します。 |
地表以外 | 地表ポイントのフラグが設定されていないすべての LIDAR ポイントを使用して LAS データセットを表示します。 |
ファースト リターン | ファースト リターン LIDAR ポイントのみを使用して LAS データセットを表示します。 |
[LAS データセット] ツールバーの [フィルタ] ドロップダウン メニューを使用すると、一般的な LIDAR フィルタに簡単にアクセスできます。ArcGIS には、LAS データセットの LIDAR データをフィルタリングするために利用できるオプションが他にもいくつかあります。ArcMap または ArcScene で [レイヤ プロパティ] を使用して、他のフィルタ オプションを選択します。