マルチパッチ → ラスタ(Multipatch to Raster) (変換)
サマリ
マルチパッチ フィーチャをラスタ データセットに変換します。
図
使用法
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出力ラスタには、入力マルチパッチ フィーチャの、各セルの中心位置の Z 値が格納されます。各セルの Z 値を決定するために、入力マルチパッチ フィーチャと交差するように、セルの中心位置から垂直線が伸ばされます。それらの交点の最大 Z 値が、出力ラスタに割り当てられます。セルの中心が 1 つ以上の入力マルチパッチ フィーチャのフットプリント内にある場合、出力セルに値が割り当てられます。そうでない場合、出力セルには NoData が割り当てられます。
垂直な面の三角形(基本的に屋根を持たない垂直の壁)は、ラスタ化処理から除外されるため、出力ラスタには現れません。
デフォルトでは、このツールはマルチコア プロセッサを利用します。使用できるコアの最大数は 4 が上限です。
ツールが使用するコア数を減らしたい場合、並列処理ファクタ環境設定を使用します。
構文
MultipatchToRaster_conversion (in_multipatch_features, out_raster, {cell_size})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_multipatch_features |
ラスタに変換される入力マルチパッチ フィーチャ。 | Feature Layer |
out_raster |
作成される出力ラスタ データセット。 ジオデータベースに保存しない場合、TIFF ファイル形式には *.tif、ERDAS IMAGINE ファイル形式には *.img を指定します。Esri Grid ラスタ形式には拡張子を指定しません。 | Raster Dataset |
cell_size (オプション) |
出力ラスタ データセットのセル サイズ。 デフォルトのセル サイズは、出力空間参照において、入力フィーチャ データセットの範囲の幅または高さ(どちらか短い方)を 250 で割った値になります。 | Analysis Cell Size |
コードのサンプル
MultipatchToRaster(マルチパッチ → ラスタ)の例 1(Python ウィンドウ)
この例は、マルチパッチ シェープファイルをラスタに変換し、出力ラスタを IMG 形式で保存します。
import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "c:/data"
arcpy.MultipatchToRaster_conversion("buildings.shp",
"c:/output/outbuildings.img", 0.25)
MultipatchToRaster(マルチパッチ → ラスタ)の例 2(スタンドアロン スクリプト)
この例は、マルチパッチ シェープファイルをラスタに変換し、出力ラスタを TIFF 形式で保存します。
# Name: MultipatchToRaster_Ex_02.py
# Description: Converts multipatch features to a raster dataset.
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inFeatures = "buildings.shp"
outRaster = "c:/output/outbuildings.tif"
cellSize = 0.5
# Execute MultipatchToRaster
arcpy.MultipatchToRaster_conversion(inFeatures, outRaster, cellSize)
関連トピック
ライセンス情報
ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
7/28/2014