並列処理ファクタ(環境設定)

並列処理ファクタ環境を考慮するツールでは、複数のプロセスにまたがる処理が分割されて実行されます。

最近の多くのコンピュータは、マルチコア CPU を搭載しています。複数のコアを活用し、ジオプロセシングの処理を複数のプロセスに分散することによって、処理性能を高速化できます。並列処理によって得られる性能上のメリットは、ツールによって異なります。

使用に関する注意

ダイアログの構文

並列処理ファクタ - ツールが処理を分散するプロセス数。

スクリプトの構文

arcpy.env.parallelProcessingFactor = 文字列

パラメータ

説明

空の文字列(空白)

使用するプロセス数を各ツールに決定させます。これはデフォルト設定です。

0

処理を複数のプロセスに分散しません。

n

指定したプロセス数が使用されます。

n%

指定したパーセンテージを使用してプロセス数が計算されます。プロセス数 = システム上のコア数 * n / 100

parallelProcessingFactor の構文

サンプル スクリプト

import arcpy
# Use half of the cores on the machine.
arcpy.env.parallelProcessingFactor = "50%"

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5/10/2014