ロビンソン図法

説明

Orthophanic とも呼ばれるロビンソン図法は、世界地図に使用される折衷図法です。

ロビンソン図法の説明図

投影法

擬円筒図法。経線は等間隔で、楕円弧に似ており、中央子午線に向かってくぼんでいます。中央子午線は、赤道の長さの 0.51 倍の直線です。緯線は、38°N および 38°S 間で等間隔の直線で、この範囲を超えると間隔は狭くなります。極は、赤道の長さの 0.53 倍となります。この投影法は、数学的な公式ではなく、表形式の座標を基準にしています。

直線となる経緯線

すべての緯線と中央子午線。

特性

形状

原点から 45°の範囲と赤道上では、形状の歪みは非常に小さくなります。

面積

原点から 45°の範囲と赤道上では、歪みは非常に小さくなります。

方向

通常、歪みが生じます。

距離

通常、緯度 38°N と 38°S 上では、縮尺は正確です。任意の指定された緯度およびその反対側の緯度上では、縮尺は一定です。

制限

正角でも正積でもありません。世界地図としてのみ有効です。

用途と使用例

一般的な世界地図と世界の主題図で使用するために開発されました。

1960 年代以降は Rand McNally 社によって、また 1988 年から 1998 年の間には米国地理学協会で、世界の汎用地図や主題地図に使用されました。

パラメータ

Desktop

  • False Easting
  • False Northing
  • Central Meridian

Robinson_ArcInfo投影法は、Workstation版のロビンソン図法と同じです。

Workstation

  • Longitude of Central Meridian
  • False Easting(meters)
  • False Northing(meters)

関連トピック

5/10/2014