類似検索(Similarity Search) (空間統計解析)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

フィーチャ属性に基づいて、どの候補フィーチャが 1 つ以上の入力フィーチャに最も類似しているか、または最も類似していないかを識別します。

[類似検索(Similarity Search)] ツールの仕組みの詳細

Similarity Search

使用法

構文

SimilaritySearch_stats (Input_Features_To_Match, Candidate_Features, Output_Features, Collapse_Output_To_Points, Most_Or_Least_Similar, Match_Method, Number_Of_Results, Attributes_Of_Interest, {Fields_To_Append_To_Output})
パラメータ説明データ タイプ
Input_Features_To_Match

照合するフィーチャを含むレイヤ(またはレイヤ上の選択セット)。これらのフィーチャに類似した他のフィーチャを探します。複数のフィーチャを指定すると、属性の平均に基づいて照合が行われます。

ヒント: 照合する入力フィーチャ候補フィーチャが 1 つのデータセットから取得されるときは、次のようにします。

  • レイヤを右クリックし、[選択][選択フィーチャからレイヤを作成] の順に選択します。作成された新規レイヤをこのパラメータに使用します。
  • 次に、レイヤをもう一度右クリックし、[選択][選択セットの切り替え] の順に選択して、候補フィーチャに使用するレイヤを取得します。

Feature Layer
Candidate_Features

照合する候補フィーチャを含むレイヤ(またはレイヤの選択セット)。このツールは、照合する入力フィーチャに最も類似する(または最も類似しない)フィーチャを、これらの候補の中から探します。

ヒント: 照合する入力フィーチャ候補フィーチャが 1 つのデータセットから取得されるときは、次のようにします。

  • レイヤを右クリックし、[選択][選択フィーチャからレイヤを作成] の順に選択します。作成された新規レイヤをこのパラメータに使用します。
  • 次に、レイヤをもう一度右クリックし、[選択][選択セットの切り替え] の順に選択して、このパラメータに使用するレイヤを取得します。

Feature Layer
Output_Features

出力フィーチャクラスには、照合する入力フィーチャごと、および見つかったすべての一致結果フィーチャに対応したレコードが入ります。

Feature Class
Collapse_Output_To_Points

Output_Features のジオメトリをポイントにするか、入力フィーチャのジオメトリ(ラインまたはポリゴン)に一致させるかを選択します。このオプションを使用できるのは、Input_Features_To_MatchCandidate_Features が両方ともラインまたは両方ともポリゴンである場合のみです。大きいラインまたはポリゴン データセットで COLLAPSE を選択すると、ツールのパフォーマンスが向上します。

  • NO_COLLAPSE出力ジオメトリは、入力フィーチャのラインまたはポリゴン ジオメトリに一致します。これはデフォルト設定です。
  • COLLAPSEライン フィーチャとポリゴン フィーチャは、フィーチャの重心(ポイント)として表されます。
Boolean
Most_Or_Least_Similar

照合する入力フィーチャに最も類似するフィーチャまたは最も類似しないフィーチャのいずれに関心があるかを選択します。

  • MOST_SIMILAR最も類似するフィーチャを見つけます。
  • LEAST_SIMILAR最も類似しないフィーチャを見つけます。
  • BOTH最も類似するフィーチャと最も類似しないフィーチャの両方を見つけます。
String
Match_Method

照合を値、ランク、またはコサイン関係のいずれに基づいて行うか選択します。

  • ATTRIBUTE_VALUES類似度または相違度は、すべての対象属性の標準化属性値の二乗差の合計に基づきます。
  • RANKED_ATTRIBUTE_VALUES類似度または相違度は、すべての対象属性のランクの二乗差の合計に基づきます。
  • ATTRIBUTE_PROFILES類似度または相違度は、すべての対象属性のコサイン類似度の関数として計算されます。
String
Number_Of_Results

検索する一致結果の数。

ヒント:すべての候補フィーチャの類似度をランク付けするには、十分に大きい値(実際の候補数以上)を入力します。

Long
Attributes_Of_Interest
[field,...]

照合基準を表す数値属性の一覧。

Field
Fields_To_Append_To_Output
[field,...]
(オプション)

出力フィーチャに含まれるオプションの属性の一覧。たとえば、名前識別子、カテゴリ フィールド、日付フィールドなどを含めることができます。これらのフィールドは類似性を判断するために使用されるものではなく、参照用として出力フィーチャに含められます。

Field

コードのサンプル

SimilaritySearch(類似検索)の例 1(Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、SimilaritySearch(類似検索)ツールの使用方法を示しています。

import arcpy
import arcpy.stats as SS
arcpy.env.workspace = r"C:\Analysis"
SS.SimilaritySearch ("Crime_selection", "AllCrime", "c:\\Analysis\\CrimeMatches", 
                     "NO_COLLAPSE", "MOST_SIMILAR", "ATTRIBUTE_VALUES", 4, 
                     "HEIGHT;WEIGHT;SEVERITY;DST2CHPSHP", "Name;WEAPON")
SimilaritySearch(類似検索)の例 2(スタンドアロン Python スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトは、SimilaritySearch(類似検索)ツールの使用方法を示しています。

# Similarity Search of crime data in a metropolitan area

# Import system modules
import arcpy, os
import arcpy.stats as SS

# Set geoprocessor object property to overwrite existing output
arcpy.gp.overwriteOutput = True

try:
    # Set the current workspace (to avoid having to specify the full path to
    # the feature classes each time)
    arcpy.env.workspace = r"C:\Analysis"

    # Make a layer from the crime feature class
    arcpy.MakeFeatureLayer_management("AllCrime", "Crime_selection") 

    # Select the target crime to match
    # Process: Select By Attribute
    arcpy.SelectLayerByAttribute_management("Crime_selection","NEW_SELECTION",
                                            '"OBJECTID" = 1230043')

    # Use Similarity Search to find  to create groups based on different variables 
    # or analysis fields
    # Process: Group Similar Features  
    SS.SimilaritySearch("Crime_selection","AllCrime","CJMatches","NO_COLLAPSE",
                        "MOST_SIMILAR","ATTRIBUTE_VALUES",4,
                        "HEIGHT;WEIGHT;SEVERITY;DST2CHPSHP","Name;WEAPON")
    
except:
    # If an error occurred when running the tool, print out the error message.
    print arcpy.GetMessages()

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
5/10/2014