ArcGIS マップ サービスのパフォーマンスの管理
ほとんどの場合、GIS サービスへのアクセスは、ローカル ディスク ドライブの GIS データへの直接アクセスに比べて遅くなります。このため、GIS ユーザは、GIS サービスの使用時のパフォーマンスを向上させる方法を常に探しています。
アプリケーションにおける Web マッピングのパフォーマンスは、さまざまな方法で向上させることができます。
- マップをサービスとして公開しようとしたときに表示された、パフォーマンスに関するエラーおよび警告を修正します。マップを公開する作業には、マップで [解析] コマンドを実行する手順があります。この手順では、マップをサービスとして最も効果的に実行できるようにパフォーマンスを向上させるための推奨事項が返されます。
- 可能な限り、ネットワーク トラフィックを削減します。 Web トラフィックを減らす 1 つの方法は、ローカル表示キャッシュを使用することです。これによって、デスクトップに提供されるデータの量を削減することができます。
- 可能な限り、情報の結果を事前に処理します。 たとえば、ArcGIS for Server で配信されるマップを事前に処理して、キャッシュ マップ サービスまたはベースマップ レイヤを使用することができます。
- Web およびアプリケーションに適した環境で使用できるようにマップを設計します。 ArcMap でマップを設計するときに、効率的ではないマップにしてしまうことがあります。たとえば、高度なシンボルとマップ ラベリングを使用すると、パフォーマンスが低下します。マップ ドキュメントを分析し、特有の表示パフォーマンスの問題を特定して、それに対処します。
- マップは目的とする表示環境に適するように設計されなければなりません。すべての Web マップが目的に適するわけではありません。Web ブラウザに使用されるマップは、携帯電話での使用には適さない場合もあります。
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5/10/2014