Netezza データベースのサーバへの登録
サーバ管理者は、データ フォルダ、データベース、ジオデータベースを ArcGIS Server に登録するオプションを使用できます。データ登録により、GIS サーバがアクセス可能であることがサーバ管理者によって確認されている場所のリストがサーバに提示されます。データ登録は、複数のコンピュータにわたって公開するときに、データ パスの調整を GIS サーバが認識するためにも役立ちます。
以下のセクションでは、Netezza データベースに接続し、データベースを ArcGIS Server に登録するために、ArcGIS クライアントを準備する方法を説明します。
Netezza ODBC ドライバのインストール
ArcGIS クライアントから Netezza データベースに直接接続するには、各 ArcGIS クライアント コンピュータ上に Netezza DBMS ドライバをインストールし、構成する必要があります。
ArcGIS Server サイトが複数のサーバ コンピュータで構成されている場合は、64 ビット Netezza ODBC クライアントを各サーバにインストールし、構成する必要があります。
ArcGIS Server と ArcGIS for Desktop が同じコンピュータにインストールされている場合は、32 ビットと 64 ビットの Netezza ODBC ドライバを両方ともインストールする必要があります。
ODBC ドライバのデータ ソース名を設定する場合は、ArcGIS Server コンピュータと、データをサーバに公開し、データベースをサーバに登録するすべての ArcGIS for Desktop コンピュータ上で同じ名前を使用する必要があります。
詳細な手順については、「Netezza への接続の設定」をご参照ください。
権限の付与
データベースへの接続に使用される Netezza グループに対して、公開されるデータにアクセスするデータベース内の権限を付与する必要があります。
このグループに必要なのは、データの読み取りアクセスです。データベース内で付与する必要のある権限は次のとおりです。
- _V_SYS_PRIV の選択
- SPATIAL_REF_SYS の選択
- GEOMETRY_COLUMNS の選択
- LIBGEOSLIBS の選択
- LIBSTDCPP の実行
- LIBSPATIALUTILS の実行
- FUNCTION の実行
- 公開されるすべてのデータセットの選択
詳細については、「ArcGIS で Netezza を使用するためのユーザ権限」をご参照ください。
Netezza への接続
データベースをサーバに登録するには、接続情報を指定する必要があります。これは、次の 2 つの方法で行うことができます。
- 接続情報が含まれた既存の *.sde ファイルをインポートする。
[データベース接続の作成（Create Database Connection）] ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを使用して、ArcGIS for Desktop のカタログ ツリーからデータベース接続（*.sde）ファイルを作成できます。
- 登録時に接続情報を指定する。
どちらの方法を選択しても、Netezza に直接接続するには以下の情報を指定する必要があります。
- 接続する DBMS のタイプ（この場合は Netezza）
- Netezza データベースの ODBC データ ソース名。または、ODBC データ ソース名が設定されていない場合は、次の構文を使用して接続します。
ServerName=<ホスト>;Port=<ポート番号>;Database=<データベース名>
詳細と例については、「ArcGIS for Desktop でのデータベース接続」をご参照ください。
- データベース認証に設定された認証タイプ
- 有効なデータベース ユーザ名とパスワード（接続に保存する必要があります）
ArcGIS Server へのデータベースの登録
ArcGIS Server Manager または ArcGIS for Desktop のカタログ ツリーから、データベースを登録できます。登録オプションの説明とデータベースの登録方法については、次のトピックをご参照ください。