ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と ArcGIS 10.1 Engine クイック スタート ガイド

目次

システム要件

ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と Engine のダウンロード、抽出、インストール

ArcGIS 10.0 ライセンスの 10.1 へのアップグレード

ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と Engine の認証

ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と Engine (単独使用ライセンス) の認証

ArcGIS 10.1 Engine (同時使用ライセンス) の認証

ライセンスの借用と返却

ArcGIS 情報のリソース

サポートを受けるには

システム要件

ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と Engine のダウンロード、抽出、インストール

Windows

  1. Windows 用の ArcGIS Engine ベースのアプリケーションを開発するには、以下の製品をインストールする必要があります。
    • ArcGIS Engine ‐ これにより、.NET、Java、または C++ でカスタム ソリューションを開発するために必要な ArcObjects ライブラリがインストールされます。
    • ArcObjects SDK ‐ Windows では、ArcObjects を開発する方法として、.NET、Java、または C++ SDK をインストールできます。これらの SDK は、ArcGIS Engine での開発に必要な API リファレンス、ドキュメント、およびサンプルを提供します。
  2. ダウンロード ディレクトリの場所と ArcGIS のインストール ディレクトリの場所に対する書き込み権限があり、他のユーザがその場所にアクセスしていないことを確認します。
  3. ArcGIS 10.1 より前のバージョンを使用している既存のユーザ: Esri Customer Care ポータルで入手できる ArcGIS アンインストール ユーティリティを使用して、コンピュータにインストールされている古い ArcGIS 9.x または 10.x 製品を検索して自動的に削除します。
  4. Esri Customer Care ポータルで製品のダウンロード リンクをクリックします。 推奨: Esri Download Manager を使用して、10.1 のダウンロードを管理することをお勧めします。
    注意注意:

    Esri Download Manager を使用してダウンロードする場合は、複数の製品を選択してダウンロードすることができます。ただし、ダウンロードが完了した後は、製品を一度に 1 つずつ開始する必要があります。

  5. 展開ウィザードの最初のパネルで、インストール ファイルを抽出するコンピュータ上の場所を指定することができます。設定が完了したら、[OK] をクリックします。
    注意注意:

    *.exe ファイルを起動する(Esri Download Manager の[Launch] オプションを使用するか、ダウンロードした自己解凍型の *.exe を手動で実行する)ときに、展開場所を変更するよう選択した場合は、ファイルの展開先として一意に識別される場所を選択してください。

  6. ファイルの展開が完了すると、メッセージが表示されます。ソフトウェアを自動的にインストールするには、展開ウィザードの最後のパネルで [セットアップ プログラムを起動する] チェックボックスをオンのままにします。ソフトウェアを後でインストールする場合は、チェックボックスをオフにします。製品が展開された場所を参照して setup.exe を実行することで、いつでもソフトウェアをインストールできます。セットアップ プログラムの手順に従ってインストール プロセスを完了します。
    注意注意:

    ArcGIS ソフトウェア製品をインストールするには管理者権限が必要です。必要な権限がない場合は、システムの管理者に製品の展開場所で setup.exe を実行してソフトウェアをインストールするよう依頼します。

Linux

  1. Linux 用の ArcGIS Engine ベースのアプリケーションを開発するには、以下の製品をインストールする必要があります。
    • ArcGIS Engine ‐ これにより、Java や C++ でカスタム ソリューションを開発するために必要な ArcObjects ライブラリがインストールされます。
    • ArcObjects SDK ‐ Linux では、ArcObjects を開発する方法として、Java または C++ SDK をインストールできます。各 SDK は、ArcGIS Engine での開発に必要な API リファレンス、ドキュメント、およびサンプルを提供します。
  2. Esri Customer Care ポータルで製品のダウンロード リンクをクリックします。
  3. ファイルを、gzip ファイルと tar ファイルの両方を格納する十分な領域があるディスク上の場所に保存します。
    注意注意:

    複数の ArcGIS 10.1 製品をインストールする場合は、tar ファイルを展開して展開する前に、各 gzip ファイルを別々のディレクトリに配置します。ディレクトリを分けなければ、Documentation ディレクトリ、サポート ディレクトリ、Setup スクリプト、および install.htm ファイルが上書きされます。

  4. 指定する ArcGIS のインストール場所に対して、読み取り、書き込み、および実行の権限(rwx)があることを確認します。
  5. gunzip で処理して、tar ファイルを取得します。プロンプトに「% gunzip <ファイル名>.tar.gz」と入力します。
  6. % tar xvf <ファイル名>.tar」と入力し、製品の tar ファイルを展開してインストール ディレクトリを作成します。
  7. 展開したインストール ディレクトリに移動(cd)し、解凍された ./Setup スクリプトを実行して ArcGIS 10.1 製品をインストールします。セットアップ プログラムの手順に従ってインストール プロセスを完了します。

ArcGIS 10.0 ライセンスの 10.1 へのアップグレード

既存の ArcGIS 10.0 ユーザにとって、ArcGIS 10.1 では自動ライセンス アップグレード機能が導入されており、ライセンス アップグレード プロセスが大幅に簡素化されています。以前のライセンスを認証解除してから最新バージョンを認証する代わりに、ユーザはワンステップ アップグレード オプションを使用して既存の 10.0 ライセンスを 10.1 に移行できます。

  1. 既存のライセンスを認証解除せずに ArcGIS 10.0 製品をアンインストールします。
  2. ArcGIS 10.1 をインストールします。
  3. ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit のインストールが完了したら、[認証] をクリックします。10.0 のライセンスがすでにあれば、ライセンスをアップグレードするように求めるメッセージが表示されます。ArcGIS 10.1 Engine では、下のセクションで説明するように、[スタート] メニューまたはコマンド ラインから ArcGIS Administrator を手動で起動する必要があります。次の手順に従って、アップグレード プロセスを実行します。

ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と Engine の認証

注意注意:

ArcGIS 10.1 ソフトウェアは、10.1 認証番号を必要とします。この番号は、Esri Customer Care ポータルの「認証とプロビジョニング」ページで入手できます。ArcGIS 10.1 for Desktop と ArcGIS 10.1 Engine 同時使用ライセンス製品群のコピー プロテクション メカニズムが FlexNet Publisher v11.10 ソフトウェアを使用するように更新されています。このため、ArcGIS 10.1 License Manager を同時使用ライセンス用にインストールする必要があります。

ArcGIS 10.1 Engine は、単独使用ライセンスによって、または 10.1 同時使用ライセンスで認証されるライセンス マネージャに接続することによって認証できます。ライセンス マネージャの設定に関する情報については、ArcGIS 10.1 ライセンス マネージャ クイック スタート ガイド (英語) をご参照ください。

ArcGIS 10.1 Engine Developer Kit と Engine (単独使用ライセンス) の認証

注意注意:

  • 推奨: インターネット接続を使用して、以下の認証手順を完了してください。
  • ソフトウェアをインストールするコンピュータからインターネットに接続できない場合は、電子メール、または Esri Customer Care Web サイトでソフトウェアを認証できます。
  • 認証プロセスを効率的に行う場合、またはサイレント認証する場合、Esri Customer Care サイトの [認証とプロビジョニング] ポータルで生成されたプロビジョニング ファイルを使用できます。

  1. インストール後、ArcGIS Administrator ウィザードを開きます。
    • Windows: [スタート] [プログラム] [ArcGIS] [ArcGIS Administrator] の順にクリックします。
    • Linux: 製品のインストール ディレクトリから ArcGIS Engine 用のソフトウェア認証ウィザードを開きます。

      <インストール パス>/arcgis/engine10.1/authorizeSoftware

  2. ArcGIS Administrator ウィザードで認証する単独使用ライセンス製品を選択します。
    • Engine アプリケーションを実行する必要があるだけの場合は、[ArcGIS Engine (単独使用)] オプションを選択します。
    • Engine アプリケーションを開発および実行する必要がある場合は、[ArcGIS Engine および ArcGIS Engine Developer Kit (単独使用)] オプションを選択します。
  3. [今すぐ認証] をクリックします。
  4. デフォルトの [ソフトウェアがインストール済みで、それを認証する必要がある。] を選択します。
  5. [インターネットを使用して今すぐ Esri で認証] を選択します。プロビジョニング ファイルを使用する場合、[認証ファイルを Esri から取得済み] オプションを選択して、ファイルにアクセスします。
  6. 該当する場合に個人情報を入力します。
  7. コア製品の認証番号 (ESUxxxxxxxxx) を入力します。この番号が利用可能でない場合、取得するには、Esri Customer Care Portal で [認証とプロビジョニング] ページをご参照ください。
  8. 該当する場合は、エクステンションの認証番号を入力します。
  9. 認証プロセスが完了したら、[完了] をクリックします。
  10. [OK] をクリックして、ArcGIS Administrator を閉じます。これで、ソフトウェアが使用できるようになります。

ArcGIS 10.1 Engine (同時使用ライセンス) の認証

ライセンス マネージャの設定

  1. インストール後、ArcGIS Administrator ウィザードを開きます。
    • Windows: [スタート] [プログラム] [ArcGIS] [ArcGIS Administrator] の順にクリックします。
    • Linux: 製品のインストール ディレクトリから認証ウィザードを実行します。<インストール パス>/arcgis/engine10.1/authorizeSoftware
  2. ArcGIS Administrator ウィザードで [ArcGIS Engine (同時使用)] を選択し、ライセンス マネージャの名前を指定します。
  3. ライセンス マネージャを設定したら、[OK] をクリックして ArcGIS Administrator ウィザードを閉じます。これで、ソフトウェアが使用できるようになります。

ライセンスの借用と返却

ライセンスの借用

ネットワークから切り離して作業する必要がある場合に、現在ライセンス マネージャで利用できるコア製品および必要なエクステンションを借用できます。デフォルトの借用有効期間は、30 日です。この有効期間を変更するには、ライセンス管理者にお問い合わせください。

  1. ソフトウェアのインストールとライセンス マネージャ設定の完了後、ArcGIS Administrator を開きます。
    • Windows: [スタート] [プログラム] [ArcGIS] [ArcGIS Administrator] の順にクリックします。
    • Linux: 製品のインストール ディレクトリから認証ウィザードを実行します。<インストール パス>/arcgis/engine10.1/authorizeSoftware
  2. コンテンツ パネルから Engine 製品フォルダを選択します。
  3. 借用/返却フォルダを選択し、借用する機能の横にあるチェックボックスをオンにして、[適用] をクリックします。
  4. 機能を借用したら、[OK] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じます。

ライセンスの返却

  1. ArcGIS Administrator を開きます。
    • Windows: [スタート] [プログラム] [ArcGIS] [ArcGIS Administrator] の順にクリックします。
    • Linux: 製品のインストール ディレクトリから認証ウィザードを実行します。<インストール パス>/arcgis/engine10.1/authorizeSoftware
  2. [借用/返却] フォルダをクリックします。
  3. 借用する機能の横にあるチェックボックスをオフにして、[適用] をクリックします。
  4. [OK] をクリックして、ArcGIS Administrator を閉じます。

有効期限が切れる前にライセンスを返却しなかった場合、有効期限日が過ぎた後はお使いのコンピュータ上のランセンスは自動的に無効になり、ライセンス マネージャに返却されます。

ArcGIS 情報のリソース

ArcGIS 製品の詳細および補足情報については、ArcGIS Resource Center をご利用ください。ArcGIS Resource Center の Web サイトは、ArcGIS のリソースへのポータルとして使用できます。ArcGIS Resource Center では、ArcGIS 10.1 リリースの新機能の詳細、ヘルプ、フォーラム、ブログ、ダウンロード、サンプル、サポート技術情報などにアクセスできます。

サポートを受けるには

ArcGIS 10.1 のサポートは、Esri または Esri 販売代理店によって提供されます。Esri または Esri 販売代理店の連絡先情報については、http://support.esri.com/en/phoneSupport をご参照ください。

9/14/2013